書画骨董の楽しみ [韓国生活]
我ながら、物欲の業の深さに呆れる事がある。
あと、関心がとある方向に向かうと、どこまでも突っ込んでいってしまう
性癖もある。 これは何とかならないものか。
熱中症は日本人の特性ともいうのらしいのだが、自分の場合は子供の
切手集めやビックリマンカード収集と一緒。
とある音楽が気に入れば、・・・例えばバッハが好きだとひたすら熱中して
バッハを10年買い続ける。 次はモーツアルトだ、と今モーツアルト買い続けて6年目。
シトロエンが気に入ればそればかり、人に言えない台数を買いまくる。
物欲趣味は親譲りの骨董にたどり着き、松花堂の書が気に入ると、本物かどうか
判らないような時代物の掛け軸を買い漁る。
そうやって熱中できる対象があるだけ、幸せなのだと自分で自分を慰めてゐる。
しかし残念なのは、サブジェクトは英国数理社に鉱物学に火薬学、爆破工学、
測量学、鉱山保安学、流体力学に熱力学、何でも良かったのだが今まで「お勉強」には
ついぞ熱中する事ができなかった事だ。 化学や数学や英語に熱中できた時代が
過去に少しでもがあればよかったのになぁ・・と振り返って思うことがある。
で、この2年ほどの熱中テーマの一つは伊藤博文。
韓国にいてもっとも身近に感じられる日本の偉人といえば、伊藤博文と豊臣秀吉である。
二人とも庶民派の政治家だ。 韓国人には政治的な理由で良く知られている。
この間彼が書記官に宛てて書いた書簡というのを入手。 「この間は遅くにきてもらって
ありがとう、さぞかし奥さんが心配されたことでしょう。皆さんによろしく。」という内容の
ものだが、彼の細やかな心遣いが出ている博文らしいものである。
正月に少し夫婦間で博文が話題になったのだが、彼を称して妻は、
「ダサーイ、偉い人の下で走り回って生き残れてラッキーだった人でしょ!
私は高杉晋作がカッコイイし好き ♪ 」 というのだが、私にとってはかつての憧れの人。
だって・・・・これもらうと、とっても嬉しかったんだもの。
シンガポールの側溝の断面形状は、なぜかどこも三角形をしていて
「ああ、これは少流量のときでも流速を保ってボウフラの発生を防いでいるのか・・・」
とぼんやり気がついたのが、社会に出てから流体力学の先生の顔を思い出した唯一の経験です。
by I牧師 (2008-01-14 04:18)
それって・・・流体力学なのだろうか??? うーん・・・
でも、三角形というのは面白い・・・スコールのときは流量が確保できずに溢れたりして・・・・
by いずみ (2008-01-15 22:46)