SSブログ

アフリカ最高峰に恋をして2日目 標高3700mまで [登山]

昨夜は温かくして良く眠れた。 

K君によればよくいびきをかいて寝ていたそうだ。 
しかし、2時前後にK君自身も大いびきをかいていたのを知っている。

多分同室のフランス人たち(同居しているという中年カップル)は
迷惑だったろう。

天気快晴。 

DSC010098.JPG
昨夜の小屋内の照明の電気はどこから引いているのか
不思議だったが、屋根につけられたソーラーパネルと蓄電池を利用した
電灯システムだった。 ネパールやインドの非電化地域の人々に
照明を届けるNGOのシステムと同じだ

コックが作ってくれた朝ごはんをいただく。
クェーカー教徒を思い出した。 あぁ、そうだった。 

オートミール・・・・作るのが楽なのは分かるが、これだけはいただけない。
前回のキリマンジャロ登山でも出てきたっけ。今まで何回も食べたことはあるが、
蜂蜜入れても砂糖を入れてもうまいと思ったことはない。 アメリカ育ちのK君も
意見は一緒。 決してうまいものではないよなぁ、という感想であった。 

そこで「もし可愛い女の子がクェーカー教徒で、付き合うためには
毎朝オートミール食べねばならないということになったらどうする?」という、
おバカ話になりかけたのだが、二人とも妻帯者でおじさんだし、すぐに
そういった夢の話はしぼんでしまったのだった。

このオートミール、今回は山で4泊したうちの3日の朝ごはんに
出てきたのだった。 もし次回登る機会というものがあれば、
オートミールは嫌いだから出すのはやめてくれと、予め言って
おくほうがいいだろう。

8年越しの思いをこめて登山開始。

相変わらず整備のいい登山道をいく。 

歩き始めて3分でありゃ! 
可愛い!


クェーカー教徒のお嬢さん! 

DSC0101214.JPG
・・・・じゃなかった、白尾猿が朝ごはんを食べている。


この樹林帯はものの10分ほどで抜けて空が広く、あたりが明るくなって
湿地帯に掛かる。 ローズマリーに似た植物があったので
手で触ってみると同じ香りがした。

30分ほど歩いて丘を越えるとより一層あたりが開けて爽快な気分。
DSC0102814.JPG


ガイドがつと道を外れて左に入ってごそごそしていたかと思うと木苺を
摘んでくれた。 渋酸っぱいがイケル。 ビタミンの補給になるだろう。
DSC0103215.JPG


見ていると道行くポーターたちも道を外れて2-3個つまんで行っている。
DSC0103318.JPG
このあたり、晴れてさえいれば頂稜がはるか遠くに見える。


ガイドのHolsonがこれはお腹の薬・・・といって道端の草を差し出した。
干して食べると下痢に効くそうだ。 ならば生でもいいだろうと、
むしゃむしゃ食べたら苦いヨモギのような味がした。
DSC0103520.JPG


この日は最初から最後までマベンジ峰の南の山腹の緩い勾配の道を
登る行程だった。 一歩ごとに眺めがよくなっていく。


高山職植物や花が目を和ます。
DSC0104215.JPG


捨てられた食べ物を狙うネズミが多い、ベンチとWCのある休憩所を過ぎ、
特徴あるキリマンジャロツリーを目にするようになると今日の宿の
ホロンボハットはもうすぐだ。

ホロンボハット、標高3700m地点の小屋でも登山者レジストレーションを
行い、小屋の鍵をあてがってもらう。 

4人定員の三角小屋を途中で道連れになったアメリカ人のトレバー君と
使うことになった。 彼は金融機関に働いていた36歳。 昨年のリストラで
早期退職したのを機会に世界を旅しているとのこと。 欧州からアフリカに
来て、これからネパール、南アフリカ、オセアニアと南米を回るのだそうだ。
DSC0106312.JPG
うーん、人生に余裕があるなぁ。 トレバー君は高度順化の為にもう一泊
ホロンボハットに泊まるという。


暮れなずむ夕景を見ながらたまたま気づいた韓国のアガシとハングルでお話。
DSC0106515.JPG
キボハットまで行ってみたが、高山病で腹痛を起こし下ってきたという。
若いから次があるさ、オラも8年越しだもの、と慰める。
少し元気になったようで、一緒に写真とっていいですか、というから撮らせてあげた。
まだ韓国語話す日本人登山客はそうは多くないので珍しかったのだろう。


夜は冷えた。 
マンダラハットと同じく沢水をひいた水洗トイレで歯を磨き、
フリースを着てタイツをはいて早寝。 


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:スポーツ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。