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アフリカ最高峰に恋をして3日目 標高4700mまで [登山]

昨夜もぐっすり眠れた。 

小屋の外で人の話す声が聞こえて目が覚める。

ウェイターが二人分の洗面のお湯を持ってきてくれたので顔を洗う。

外に出れば今日もいい天気。
山の下には雲海が広がって、標高の高さを感じさせる。
モノクロで表現するとこんな雰囲気。
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朝ごはんは・・・・あぁ・・・オートミールだった。
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日本人の9割は嫌いだと思うぞ。 
フルーツとベーコンと目玉焼きだけ食べてあとは残す。

朝食後にK君とタンザニアで旅行会社を開業するか、という話になり、
「オートミールは希望が無い限り絶対に出さない」
「日本人にはチーズとハムと目玉焼きを最低出す」
「パンはロールパンを炙って、冷たい食パンを出さない」
「弁当はガイドが持って、休憩地ではポーターが先回りしてお茶とビスケット供す」
「ツアー手配はVISAとマスター使える様にしてキャンセル料金設定する」
などの教訓を書き出し、ひとくさり悦に入る。


出発!
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今日も1000mの標高稼ぎ。
距離にして10km弱の行程だ。 

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小屋から少し登って右にマベンジ峰への道を分け、歩きやすい道をどんどん登る。




前に目的のキボ峰を、右に荒々しくそびえ立つマベンジを目にしながら
高度をかせぐ。 
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高山への対応ができていないとこのあたりはつらく感じるだろう。 
二度強く吐き呼吸法(高山では吸うことより排気が大切。吐けば呼気は
自然に入ってくる)で順調に登る。
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Last "clear" water ポイントの沢を越え、一登りするとLast water pointの
ベンチが見えてくる。 
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この水は残念ながら汚染されているので飲めない。
8年前もそうだった。


ここからマベンジ頂稜リッジを越えるとサドルが見えてくる。 
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一面荒涼とした荒地。 火星ってこんな感じなのだろうと思わせる。 
画面の真ん中の一本道をゆるゆると登っていく事になる。
 

そのゆるやかな坂をぐんぐん歩くとトイレと休憩所が見えてくる。

周辺部の画像を一部つなぎ合わせてみた。 
左の道が登ってきた道、右がこれから登っていく道。
Picturepanorama sadul.jpg


体調が良く、ピッチを上げすぎて時間があったので妻の名を
この荒野に石で刻んでみた。

作品1。 題して「キリマンジャロに刻んだ妻の名」
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雨はめったに降らないとのことなので、この文字はこの先
数十年残るかもしれない。


ただひたすらに緩やかな坂を過ぎて道は左に回りこんでいく。

すぐ先に小屋の屋根が見え始めるが、薄い空気のせいできれいに
近くに見えるだけであって意外に時間がかかる。


もうひとつの休憩ベンチを過ぎ、小屋前の最後の坂を登ってキボハットに到着。
ホロンボハットからの歩行4時間だった。
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今までの小屋と同じく、到着のレジストレーションサインを行ない部屋をあてがって
もらう。 この小屋はひたすら寒くて冷蔵庫のようだ。日光があるうちは
外に居るほうが暖かい。 この日は混んでおらず、二段ベッドを一人で使う。
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お茶と昼ごはんを食べ、キリマンジャロ主峰のウフルピーク
頂上アタック用の荷造り。

のど飴や水、カメラ、サングラスやスナックなどザックに詰める。

あれ? 都こんぶが二種類?? 
年末にタイで妻からもらった「都こんぶ」はどっちだったろう?
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ゴールドのほうは北海道産昆布使用で内容量が多い。
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頂上で食べる愛の都こんぶというのが今回のひとつのテーマだったので、仕方なく
二つ共持っていく事にした。

あとは何もすることがないので、シュラフにシュラフカバーを
重ねてベッドの上にセットして中に入って休養。 

うつらうつらして夕食を待つ。

夕食は6時から。 
DSC01122.JPG
日本人スペシャルということで、インスタントラーメンが出てきた。
標高が高く、気圧が低いし圧力鍋も使っていないので沸点は低く、(80度程度)
その分長くゆでたと見えて少し麺はのびていたのだが、温かい汁物はうれしく、
二人で平らげた。 

明日の出発は0時。 午後11時半に起こしにくると言う。

歯を磨いてお手洗いを済ませ、シュラフにくるまって仮眠を取る。 

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