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PADI TEC40講習終了 [PADIダイビング]

今年パラオの素晴らしい海へ行って、一気に海での活動意欲が活発化した。

5年間逡巡していたDMも取得、更にこの非日常的な美しさの潜水体験を
多くの人々に伝えたいと考え、EFRI+AIまで取得、更にIDCを目指す(が、
休みが足りない・・・)ことにしようと考えている。 

ただ、違いの分かる中年ダイバーとしてはIDCにこのまま一直線に進むよりも
もう少し潜水の幅を広げておきたいと思い、深度潜水・マルチタンクの
Tecダイブも経験しておくべくTec40講習を受講。

しかしこれまた4日間(+1日の飛行機乗るインターバル時間)
の時間が必要ということで、何とか仕事と休みを調整し、
タイでアメリカ人の先生に習うことにした。

IMG_1932.JPG
深く潜るので兎に角安全確保の為、redundancyが求められ、ダイブコンピュータも
マスクも減圧プラン書いたスレートもナイフもリールも全部二つずつ持って潜る。
まずは初日に教室で簡単な物理を受講、試験を受け、
翌日は機材セッティングの実技講習、そして漸く3日目の朝早くに海に。
IMG_1934.JPG

先生と船頭と自分の3人で船を貸し切っての口伝講習。
うーん、ものすごい密度の濃い英会話の練習でもある。 
命が掛かっているから、聞き間違えは許されない。

サメサン(Samesan)の沖合、Chuang島近くでダブルタンクのバルブの開閉や
安全手順を学ぶ。 手を後ろに回してのバルブ開閉x4回を45秒以内に終えないと
いけないのが体の柔軟性不足もあって辛かった。左手がうまく使えず、掛かった時間は
2分、1分30秒、50秒と初日は全て失格。

二日目も1回目は1分。 「1分もかかっていたんじゃ溺れるぞ」、との先生の
厳しい言葉もあって、潜水の合間、船上で腕を後ろに回すストレッチを繰り返し、
手袋もはずし、二回目のダイブでやっと時間内に収めて合格。 

そのあと、減圧タンクをつけて3本のタンクを持って第二次大戦時に
英国海軍機によって沈められた日本海軍徴用の貨物船の沈船まで
400mの海底ドリフト。

きちんと船までドンピシャの快適なダイブ! 
そして50%酸素のデコシリンダー使っての減圧浮上で受講終了。

この講習は色々考えながら潜る知的な作業で面白かった。 
ディシプリンな減圧ダイブ、好きになりそう。 

こうなれば目標はビキニ環礁の戦艦長門ダイブに置くぞ。
あそこはダイビング界のアコンカグア。 金と努力次第で何とか
普通の人間がたどりつける一つの限界パラマウントでもある。

ただ、空気吸うタンクを間違えると2呼吸で死ぬ危険な一面もあるので
絶対に間違いは許されない。 事故率も高い。 

だからダイバーの中でもこっちのテックダイブ方面に行くのは
1%しかいないそうだ。

講習の帰り道にはパタヤの町も微笑む。 

次回はタンク4本もって減圧を効率的に進めるTec45講習。
受講に5日間かかる。 何とか11月に受けられるかー?

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