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2CVで東京から春のソウルまで行く [2CV & Citroen]

フランスのシトロエン社が製造した2CVという車が大好きです。 


この車との付き合いは趣味・生活の域に達したと思います。
乗り心地、操縦感、スピード感、インテリア、イクステリアの全て、私の中の非常に高い場所で
調和とバランスが取れています。 今まで少しの車遍歴を重ねましたが、結局生まれて
初めて買った自動車、2CVに戻ってきました。 今まで何台かの2CVと一緒に暮らし、
うち4台を老後の楽しみの為(・・・だってそれまでもういくばくもないのよ・・・)と称し、
山小屋に未だ隠し持っています。

駐車場のK111DSパンダ73式V70XC達、いままで楽しい時間をどうもありがとう。
・・・・これからは「いい友達」の関係でいようね。

日本から転勤してから暫くの間は忙しさに紛れて寂しさを余り感じなかったのですが、ずっと2CVと
一緒に暮らしてきたもので、日が経つにつれ心の中の寂寥感がどうしても埋められず、心の友の
2CV達を去年から二回、二台を日本から国際ナンバーもらってカルネで持ち込んでいます。

関釜フェリーを使ってのマイカードライブはいつも楽しい思い出で一杯です。 これも自分でメンテがある程度できる、2CVならではのことで、愛車には感謝しています。

一回目は灰黒の2CV 1号車。1990年登録(製造89年)、西武自動車系列の福岡にあった
特約店、西欧自動車から買いました。走行44,000kmのまだまだ若いエンジンの車です。
買ってからずっと苦楽を共にしてきた、いい相棒です。 順調に関越・首都高・東名・名神・
山陽道・関釜フェリー、京釜高速とたどって首爾(今年から始まったソウルの漢字表記)まで
走ってきました。  これは慶州休憩所でのDVからのキャプチャー。


埼玉から高速道路1700kmをFerryと自走で走ってきました。
韓国人はとにかく大きな押し出しのいい車が好きなのです。
周りの車が大きい・・・・


そして今度は白2CV。 ゴーンさんの会社に勤めておられる、私と同じ歳の横浜にお住まいの
技術者の方から今年に譲ってもらった5号車。 あ”っ、そういえば私の勤めている会社の役員
もゴーンさんというお名前ですね。 きっと偶然の一致でしょう。 
ちょっとオイル喰い気味だけれどエンジンの調子が良く、びっくりするほど速度が出る個体です。

<灰黒と白2CVのソウルまでの歩み>

夕方に埼玉出発・京都に明け方に到着。 七味家の前。


同、祇園御茶屋



京都・寂光院前 お寺巡り




赤穂城。 でででん! 山鹿流の陣太鼓が聞こえてきます。
おのおの方、油断めさるな! は本所松坂町の方の出来事か。
あのオールスター映画の長谷川一夫は格好よかった・・・・



広島(一泊)  人間って愚かよね・・・・皆が2CVに乗る社会に戦争は起こらないような・・・


船に乗るぞう!



ここからは白2CVの画像です。
下関エリアからの記録になります。


妻がファンだという高杉晋作に敬意を表し・・・確かに高杉さんの役割はかっちょうええのう。
終焉の地 野村望東尼おばさんもいた場所、ここで辞世「おもしろき こともなきよを おもしろく」
と彼が詠み、そのあとを彼女が詠んだという。 
終りは新しき始まりさ・・・・ 
(私自身は維新で活躍した人の中では大村益次郎と伊藤俊輔(博文)が好きです)


買出しに唐戸市場に行ったら九州の春の名物、白魚を売っていました。
生きたまま酢醤油で呑み、おいしい「喉ごし」を味わうものです。 
16年前、福岡某球団設立時にご接待の仕事で室見川の料亭で頂いてから私の好物になりました。



ちょっと寄り道! 下関の唐戸市場でお寿司を食べました。


ふぐの白子・鯨の赤身、鰆、鯛、アンキモなど、おいしかったです。


現在放映中のNHK HD大河ドラマ「義経」で一つの山場になる、安徳天皇入水の話に
まつわる宮内庁管理の御陵。 あがった遺骸が葬られているそうです。 竜宮門が素敵。
この横に日清戦争の際の下関講和条約締結の場所が記念館として残っていまして、それも必見!




関門トンネル人道にオレは入れないのか!




ならば体を小さくして県境突破! ちっちゃいって事は、便利だねぇー♪便利だね♪


むほほ、史上初の2CVによる関門トンネル人道横断!


602CCよ、あれが福岡の灯だ!


あーぁ、面白かった・・・ さて、船に乗らなくては・・・


フェリーの中でも人気者!



一夜明けてプサン到着・・・ 寝起き顔を見ないで・・・・



京釜高速に乗る! ソウルまであと450km!




高速道路はうねうねと。 舗装の質のダイナミックレンジが広くて・・・・




LGのガソリンスタンドも韓国風・・・・

あと27km!



ソウル・明洞に到着! 
うーむ、いきなり美容整形外科の看板がたくさん。 あなどれぬ。


注) 韓国に車でくるためには色々な事を準備しなければいけません。 
全て自己責任、メンテナンスまでの面倒を自分で見ることが大前提です。
なーんて云っちゃって・・・しかし実は私、出発にあたっての点検整備は二回とも埼玉・行田の
白根自動車さん
http://www.kaishagokko.com/vip/shirane/
にお世話になりました・・・・社長、ありがとうございました!

日本から一番ハードルの低い国際ドライブ、韓国へ行くに当たって必要となる準備

1)冒険心、それと心身、車両共に健康であること
特に韓国での運転は「我慢」と「突発的な飛び出し、割り込み」などへの細心の注意が必要です。

2)国際免許 取得 
5x4の顔写真x2枚と
2600円と
運転免許証で
各都道府県免許センターで取得
警察庁HP
http://www.npa.go.jp/koutsuu/license_renewal/japan.htm#国際免許証を取得する場合

3)パスポート 取得 
縦4.5cm×横3.5cmの縁なしで、無背景(OR薄い色)の写真x1枚
未使用の葉書1枚
運転免許証
10年間有効な旅券(20歳以上) 15,000円
5年間有効な旅券(12歳以上) 10,000円
外務省HP
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/passport/pass_2.html

4)関釜フェリー予約と手続き
予約後、乗船手続き時に必要なもの 
認印、
車検証(一ヶ月以上残期間があるもの)、
運転免許証、
通関料、
港湾施設使用料
運賃(前払いで運賃は乗船等級によって変わる)

あと、自動車登録証(陸運事務所で発行してもらう)が2005年4月から必要になりました!

関釜フェリーHP
http://www.kampuferry.co.jp/fare.htm

5)釜山に到着してからの手続き(これは全部現地で行う)
カルネ保障状料金(排気量によって違うが最高でも1万5千円程度)
韓国での強制保険(対人無制限で搭乗定員や期間によっても違うが、概ね1ヶ月で2万円以内)
関釜フェリーHPに概要が出ています。

6)この夏から陸運事務所で渡航証明というのを出してもらわねばいけなくなったとのこと。

詳しいことは先達のHP
http://www1.bbiq.jp/korea-chindochu/
をご参照ください。 詳細な解説が出ています。 
私もとても参考になりました。


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たけちゃん

こんにちは。私も初めて買ったクルマがフレンチブルーの2CV clubでした。
たしか5年ほど付き合ったと思います。ぺらぺらの鉄板で出来ているのに運転しているだけで楽しく、どこへでも連れて行ってくれるような頼もしささえあるクルマでした。懐かしい思い出です。
この2CVは不幸にも凍結路でトラックに衝突し廃車になってしまい惜しいことをしましたが、機会があればまた乗ってみたい生涯最高のクルマです。
by たけちゃん (2005-04-30 22:41) 

T井

こんにちは。白2CV快調のようですね。(笑)次は是非Dsで韓国に・・・(笑)
by T井 (2005-05-01 09:52) 

izumi

皆様、コメントありがとうございます。
シトロエンって、アジアの交通環境に適合しない為、オーナーと一定の距離をもって付き合いつつも、けなげに走ってくれるところがいいですよね。
by izumi (2005-05-12 10:50) 

ぐっち

こんばんわ。
先日は、当方blogにコメントありがとうございました。
シトロエンの2CVをこよなく愛されているようですね。
さて、私は趣味で模型を造るのですが、たまたまプラモデルの通販ページをみていたら2CVのプラモデル(1/24スケール)があることを発見しました。
下記web参照ください。
http://hobbyworld.aoshima-bk.co.jp/scripts/hw/seek.aspx?seek_code=TAM24164

あと、商品は模型で有名なタミヤ製、ソウルに直営店をもっているようなので入手は可能かと思います。
タミヤ コリアの情報は下記です。
http://www.tamiya.com/japan/info/tamiyakorea/index.htm

愛車のミニチュアというのもいいもんですよ。
しかし、うちのアウディはあまりにも普通すぎて模型がないのです。。。残念。
興味がおありでしたら、見てみてください。参考まで。
by ぐっち (2005-05-23 00:22) 

たんぱ

izumiさん、拝見させていただきました。
ご旅行を楽しみながらの、大旅行ですね。
とても参考になりました。

現在、横浜―インチョンの貨物輸送が可能かどうか、情報を探しています。
自己紹介です↓
http://www.husv.net/index.php?%A4%BF%A4%A4%A4%E9
山とスキーのページです。
by たんぱ (2010-10-30 14:38) 

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