カシミールのスキー場リゾート訪問 [天竺編]
週末にカシミール州・グルマルグのホテルKhyberへ。
ムンバイから首都デリーへ飛ぶ。
デリーからカシミール州都のジャンムーを経由してスリナガールへ。
機窓にはヒマーラヤが迫る。
スリナガールは憧れの場所。
デリーに住んで居た4年前はここは誘拐事件が相次ぎ、とてもじゃないが
危なくて来れなかった。
インパールの外国人への開放に遅れること3年、漸く治安と人心が安定、
訪問する気が起こるようになった。
飛行機を降り、外国人の入境登録を済ませチャータータクシーに乗る。
乗る前のエチケットとして、何処かに電話を掛けるフリをし、
車両のナンバーを大声で読み上げて誰かに伝えて居るのを
ドライバーに恣意的に見せるのが辺境の旅では身の安全に繋がる。
空港からスリナガールの街の南を掠めるようにして西に向かう。
道には軍隊の警備する政府関係の建物が点在。
5mおきに周囲を警備する兵士達が緊張を物語る。
まだまだ一般的な観光地とまでは言えない状況だ。
冬の枯れ田の中を突っ切る州道44号線を西に約80km。
街道筋の集落はかつて仕事していたパキスタンや新疆ウイグルに似て懐かしい。
人々の顔もインド人とは異なり中央アジアのそれとなる。
我々東アジアの平たい顔部族に比べ、色が白く瞳も鳶色をしている。
1時間半程でヒマラヤ杉に覆われた山に入る。
雪交じりの道は舗装されムンバイに比べればかなりスムーズ。
良い加減の坂道を登り切ると闊達地に出る。
ここはゴルフ場だと運転手が言う。
そこからスキー場のゴンドラ乗り場の横を左に入り、急勾配を少し登って今宵の宿、
Khyberホテルに到着。
2年前竣工の建物は内装に木材を多用し、広く落ち着いた雰囲気。
上高地帝国や軽井沢を思い出す。
眺めが良い。
カシミールの5千m級の山々は白銀を冠り神々しいまでの山容を見せる。
ちょっとK君と登ったモンブランを思い出し、懐かしい様な、切ない様な気持ちになる。
彼は膝を壊したのでもう何日も掛かる山には登れないだろう。
屋内プールがあると聞いていたので水着を持って永平寺の廊下の様な
長い階段をおりて行く。
SPAに併設されたジムとプール。
これが素晴らしかった。
小体だが宝石のよう。 窓の外には5千mの雪稜と青い空、零下の気温。
世界でも屈指の贅沢な設備だろう。
雪見プールで幾度か往復すると息がきれ、休んで一呼吸入れないと続けて泳げない。
泳ぐのは久しぶりなので不必要に力んで疲れるのかと思ったが暫くして気がついた。
ここは標高2450m。北八ヶ岳の天狗と同じ高さ。空気が薄いのだ。
アジスアベバのヒルトンのプールで泳いだ時の記憶が蘇る。
あそこで立ち泳ぎ10分のPADI資格取得の為の実技練習をしたのだった。
18m程の小さなプールを貸切でゆっくりと十数往復し、シャワーを浴び、
温かい食事を済ませて床に就いた。
Khyberはこの山の奥にあって信じられぬ程上質な良いホテルだった。
ホテルの素敵なプールで泳ぐだけで安くはない宿泊費を払ってもお釣りが来る。
もう少し治安が落ち着いたら誰か連れてもう一度来てみたいなぁ
ムンバイから首都デリーへ飛ぶ。
デリーからカシミール州都のジャンムーを経由してスリナガールへ。
機窓にはヒマーラヤが迫る。
スリナガールは憧れの場所。
デリーに住んで居た4年前はここは誘拐事件が相次ぎ、とてもじゃないが
危なくて来れなかった。
インパールの外国人への開放に遅れること3年、漸く治安と人心が安定、
訪問する気が起こるようになった。
飛行機を降り、外国人の入境登録を済ませチャータータクシーに乗る。
乗る前のエチケットとして、何処かに電話を掛けるフリをし、
車両のナンバーを大声で読み上げて誰かに伝えて居るのを
ドライバーに恣意的に見せるのが辺境の旅では身の安全に繋がる。
空港からスリナガールの街の南を掠めるようにして西に向かう。
道には軍隊の警備する政府関係の建物が点在。
5mおきに周囲を警備する兵士達が緊張を物語る。
まだまだ一般的な観光地とまでは言えない状況だ。
冬の枯れ田の中を突っ切る州道44号線を西に約80km。
街道筋の集落はかつて仕事していたパキスタンや新疆ウイグルに似て懐かしい。
人々の顔もインド人とは異なり中央アジアのそれとなる。
我々東アジアの平たい顔部族に比べ、色が白く瞳も鳶色をしている。
1時間半程でヒマラヤ杉に覆われた山に入る。
雪交じりの道は舗装されムンバイに比べればかなりスムーズ。
良い加減の坂道を登り切ると闊達地に出る。
ここはゴルフ場だと運転手が言う。
そこからスキー場のゴンドラ乗り場の横を左に入り、急勾配を少し登って今宵の宿、
Khyberホテルに到着。
2年前竣工の建物は内装に木材を多用し、広く落ち着いた雰囲気。
上高地帝国や軽井沢を思い出す。
眺めが良い。
カシミールの5千m級の山々は白銀を冠り神々しいまでの山容を見せる。
ちょっとK君と登ったモンブランを思い出し、懐かしい様な、切ない様な気持ちになる。
彼は膝を壊したのでもう何日も掛かる山には登れないだろう。
屋内プールがあると聞いていたので水着を持って永平寺の廊下の様な
長い階段をおりて行く。
SPAに併設されたジムとプール。
これが素晴らしかった。
小体だが宝石のよう。 窓の外には5千mの雪稜と青い空、零下の気温。
世界でも屈指の贅沢な設備だろう。
雪見プールで幾度か往復すると息がきれ、休んで一呼吸入れないと続けて泳げない。
泳ぐのは久しぶりなので不必要に力んで疲れるのかと思ったが暫くして気がついた。
ここは標高2450m。北八ヶ岳の天狗と同じ高さ。空気が薄いのだ。
アジスアベバのヒルトンのプールで泳いだ時の記憶が蘇る。
あそこで立ち泳ぎ10分のPADI資格取得の為の実技練習をしたのだった。
18m程の小さなプールを貸切でゆっくりと十数往復し、シャワーを浴び、
温かい食事を済ませて床に就いた。
Khyberはこの山の奥にあって信じられぬ程上質な良いホテルだった。
ホテルの素敵なプールで泳ぐだけで安くはない宿泊費を払ってもお釣りが来る。
もう少し治安が落ち着いたら誰か連れてもう一度来てみたいなぁ
すばらしいプールだなあ。”安くはない宿泊費を払ってもお釣りが来る”と感じながら生きている貴兄。よい生き方をしてますね。BTW、ひさしぶりでした。お元気そうで何よりです。
by 誠 (2015-04-19 14:13)