少子化生き残り。 韓国のユニークな大学訪問 [映画と書籍]
仕事と趣味を兼ねて香港スタッフと映像学科のある大学へ行く。
ソウルから車で1時間。 緑多きキャンパス。
MBCのお下がりの1インチ。Cフォーマット以前のAMPEXやらNEC府中工場製のモンスター。
さすがに日立の2インチは置いていなかったが、懐かしい。
撮りはソニーの24Pカメラもあるのだが、人気者でずっと出ずっぱりで使われており、学生達の
制作はHDVが主流。編集はAVIDとファイナルカットプロ。 編集ブースは10部屋有り、徹夜で
学生達が編集をしている。
NLE実習室には24台のPCで、AVID Exoressが走るようになっている。
私の好きなVEGASも今度試しに使ってもらおうっと。
色々と豪華設備だが、中でも気に入ったのはこの外光に影響を受けずに照明の原理実習が
学べる実習室。 HDカラーチャートと解像度チャートは壁に覆われている。実際の映像と
ウェーブフォーム監視は2台のHDプロジェクターでスクリーンに映し出して皆で見る事ができる。
どうやってラチチュードを深めるのか、やら、いかにして海外留学生を集めているか、などの
お話をしていたら、突然肩章の制服姿の凛々しい体育会系女性軍団に引き続き、
すらりとした体型をお揃いのスーツに包んだ華やかな女性集団がやってきた。
(・・・残念ながらあっけに取られて画像なし・・惜しい)
「あの人たちは何ですか?」と教授にお話を伺ったところ、この大学には制服着用の学科として
警察行政学科とスチュワーデス学科があるそうで、しかも、後者の学科には耐用年数過ぎた
シアトル製ボーイング737を買い、輪切りにして教室に納め、機内での実習をしているのだそうだ。
やるなぁ。 KBSも時々機内シーンの撮影に来るのだそうで。
少子化を迎えた韓国の私立大学の生き残りに掛ける執念を見たような気がした。
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