ネバダ州で最近の日韓時事漫画のことなど

サンフランシスコ到着。　現地時間で朝の8時半。　日本の時間では
真夜中の12時半だ。　最初に出された夕ご飯を食べて7時前には
アイマスクとソニーのノイズキャンセリングヘッドフォンをして寝入ったのだが、
うとうとしたのも5時間くらいで、やや頭がぼうっとしている。

一杯のトマトジュースと甘ったるいヨーグルトで頭を目覚めさせる。
一昨日夜に中野ブロードウェイの書店で買った日本語版「嫌○流」を読む。　
日本で発刊されたオリジナルの「嫌韓○」にもややそういうきらいがあったが、
この手の漫画は表現が一方的、かつ、チャイルディッシュで飽きた。
しかし、韓国人（一部日本人もそうだが）にありがちな突然の論理の飛躍と
一種の思い込みの現象が何故あのように生成されるのかを知るには参考になった。　

あの本はタカ派政治主導による日本の右傾化と軍国化ということを脅威に挙げ、
それにだまされる豊かな日本人という事を一貫して述べている。でもそれが本当に
果たされるには兵隊さんの絶対数を増やす徴兵制が日本でも必要となる。
これは私の目の黒いうちは受け入れませんって。　如何に妻が勇ましいからと
いって彼女を兵隊にとられたくないもの。

かつて私は竹島を見に鬱稜島まで行き、いわゆる独島博物館を見学してきた。

できれば今度は島根県の松江にできるという竹島資料室も見学してみたい。
あの島々近辺では漁業権が一部相乗りしている事からも分かるように領土紛争地域で
あるということを両国共に認識しているのだから、どちら側も一方的な占有や
主権の主張はよくないのではないか。そういう意味では現状の韓国による占有と
既成事実化に対しては遺憾だと思う。

よく領土問題で論じられる竹島や対馬や与那国島、あるいは北方領土もそうだが、
南鳥島は少し難しいので除外するとして、日本人の中でそれらを見に行ったり、
訪問したことがある人間がどのくらいいるのか？　地図の上だけで見てどうのこうの
いうのは旧軍大本営の参謀部だけでもう結構。　視察なりなんなり、実感として肌で
感じて物をいってみたらどうなのだろうか。　あたしゃ全部見に行っり泊まったりしたぞ。
いかに対馬住民が日本から切り離されそうになっている事を悲しく感じるか、
与那国の人たちが台湾を親しみを持って見ているか、どんなに竹島は自然が
厳しいところか、（住むような場所じゃない）、いかに日本人が漁業を行なわない
北方地域では水産資源が豊富なのか（沖縄の米軍基地沿岸もそうだが）、現実を
目の当たりにして愕然とすることばかり。

あぁ、それはともあれ、2時間の乗り継ぎでネバダ州へ。

到着した場所は邪悪な欲望の街、ラスベガス。

空港にまで現金で賭け事ができるスロットマシンが百台単位で
設置されている。

元々土漠・砂漠だった土地なので回りは荒涼としている。

空港から街までの風景。

でも、街に入ると・・・・夜は特にカジノのネオンがきれい。

賭け事弱いし、好きじゃないので仕事しようっと・・・
私は夢の島にカジノができることには賛成しないなぁ。　
電気代の無駄だし・・・・それなら府中市（競輪競馬競艇のある市）を都の
直轄にすれば税収が上がるんじゃないかしらん？

コメント 3

おはようございます。
＞嫌○流
○にどの国が入ろうと
その手の本がそこそこ売れることを考えると
それだけ
「自分の国を蔑んでいるのを見てそれを許せないという、怒りを感じたい」
という欲求が、ある程度潜在的にあるんでしょう。

そういう手段でストレスを発散するのは子供っぽいですね。

むしろ、そういうことでストレスを発散せざるを得ないだけ
ストレスが溜まっている読者がいて、そのストレスは仕事や家庭がうまく行っていないからじゃないか･･･という気がします。

国家の近代化は経済的裕福さをもたらしましたが、個を確立できる豊かさはかえって、個人の孤独感を猛烈なスピードで加速させている気がします。
相互扶助（物質的にも精神的にも）の社会から、「誰にも相談する相手がいない」強い孤独感です。
その孤独感を発散できず、安易に嫌○流という本で発散しているヒトもいるのではないかと感じています。

ある程度世間が豊かになっても、「自分だけはうまく行っていない」というストレスがこういう本によって憂さ晴らしをさせている気がします。それだけ社会の階層化、つまり低所得者層の増大と富裕層のギャップが取り残された者のストレスを引き起こしていると思います。

近年の先進国病かも知れません。
by 電話番 (2007-04-15 07:31) 

鬱稜島、行きましたねぇ。
民宿のばあさん元気かな。
「冬の日本海」、なのに水が青かったのが日本海側で育ったものとしてちょっとしたショックでした。
そしてイカと薬草牛が旨かった。
by I牧師 (2007-04-16 04:08) 

そうなんですよねぇ、原が辰則ですよねぇ。
鬱稜の他にも、与那国や宗谷や知床歩いたりしてるんです。
で、タイ北部と南鳥島って緯度が同じだということ、ご存知でしたか？
日本は広い・・・・韓国は狭い・・・・
by izumi (2007-04-16 09:30)