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インド・ゴア 聖フランシスコ・ザビエルを訪ねて [天竺編]

知らなかった。46歳の若さで彼は帰天したのか。

カトリックの日本教区と東インド地域の守護聖人である
聖フランシスコ・ザビエル。

イェズス会創始者の一人としてロヨラらと共に
先鋭的な教義を掲げて布教活動にあたった。

現在のゴア準州の首都であるパナジから川沿いの道を遡る事
20分。 リキシャーで250ルピー。 オールドゴアに到着。

おぉ、これはまさにミニリスボン。

川の船着場の前に修道院と広場、そして教会。
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その配置と雰囲気がリスボンのエッグタルトのうまい べレムのそれと似ている。この一帯が世界遺産に登録されている。

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聖イグナチオ・デ・ロヲラが主祭壇に(聖人を祀るのは少し違和感あるけど)、
そして右手壁に聖ザビエルの遺骸がガラス張りの銀でふいた柩に安置されている。
聖イグナチオ。
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イェズス会の初代総長。

聖ザビエル。
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1551年に日本までやって来たバスク人。
城持ち貴族の息子がパリのラ・ソルボンヌで学ぶ中で
イグナチオ(四谷の教会名は彼に由来)などと一生を神に捧げる誓いを立て、
アジアで布教と文物探索活動に従事した。

2年足らずしか日本には滞在してないが、聖ザビエルが直接・間接に
日本に遺した影響は大きい。

長崎・西坂の殉教地
国宝・大浦天主堂(西坂の殉教地に奉献されている)
上智大学 
栄光学園
スペイン国王に報告で「日本は簡単には侵略できない」と書いたこと
等々

吉村昭さんの労作、「磔刑」も彼の足跡なくしては恐らく無かっただろう。

しかし、死してなお遺骸を晒して布教活動するとはスゴイぞ聖ザビエル。

そう言えば、カトリックの中でも兎角先鋭的と言われるイェズス会であるが、
歴史上初めて今年ローマ教皇を会派から出したのでした。
やったね、イェズス会。

気の利いたカフェくらいあるかと思って探したが残念ながら何も見当らず、
バス停前のバラックの中にある31のアイスクリームショップでミルクセーキ
を頂く。 

その後パナジまで戻ろうと思ったがリキシャーがつかまらず、
3年ぶりにインドの普通路線バスに乗ってバスセンターまで戻る。 
P5050171.JPG
15km弱、12ルピーで15分。 

そこのスタンドから空港までのリキシャーが運賃500ルピー、
35km弱で45分。 

IMG_1176.jpg
ムンバイに戻る途中、夕焼けのアラビア海の雲がきれいだった。
何となく嫁さんが恋しくなった。

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