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韓国 ハルラ山登山 [登山]

漢拏山は済州島にある、標高1950mの韓国最高峰の山であります。 
ここを制することは即ち韓国を制するとも言えます(もちろんそんなことはない)。

このたび週末の冬季登山を試みたので簡単にその概略を記録致します。

日程
1月14日(金曜日)雨

19:40分のKIMPO発のASIANAで済州へ。 

地下鉄利用の場合は午後6時には地下鉄三成駅を立たねば間に合わないので注意。
ストック・アイゼン・ワインオープナーは機内持ち込み不可のため注意。 

21時近くに済州到着。 タクシーでバスターミナル近所のOKモーテル泊。連れ込み兼用。
しかし建てて半年だそうで、まだオンドル部屋はきれいだ。宿泊はCARD35,000KRW,
現金30,000KRWとのことで迷わず現金で2泊分払う。

食事を近所で食べる。 
メロー(魚の銀ムツのようなもの)専門料理店で魚の料理を堪能。
ソウルウォーカーヒルで日本人相手の営業をしていたおじさんが御主人で、人懐こそうに我々に
流暢な日本語で話しかける。ドンドンジュ一本2,000KRWがうれしく、どんどん飲んでしまう。 
近くのLG25で明日の朝食と昼の軽食を買い込む。 風呂に入って11時半に就寝したが、
CATVで入るNHK INTERの岩崎宏美コンサート(!)を見ながら、1時半に寝た。
ここまで快調!

1月15日(土曜日)下界は雨、上は雪

7時集合、予めタクシーを頼んでおいた(昨夜の空港からのタクシーの運転手に)ため、スムーズに
出発。 スパッツなどの足ごしらえはここでしておくほうがよい。(上は寒い) なお、私は下着・タイ
ツ・綿ジャージ・マウンテンズボン、それと沢用のオーロン長袖下着シャツ・クイックDRYシャツ・
WIND STOPジャケット+予備ゴア上下の服装であったが、それで丁度良かった。

30分ほどで成板岳登山口まで予めのネゴで20,000KRW。メーターは当然倒さない。
サービスでお化け坂(視覚上の錯覚)によって上り坂風をギア中立状態で登っていく
体験をしてくれた。 同じようなのが久米島にもあったっけ。

駐車場はバスや自動車で一杯。 夏の尾瀬並み。入山料一人1300KRWを払い、0830に歩き出す。
スタート地点、標高700m積雪60cm、道はよく踏まれている。 雪がだんだん本降りになる。

入りはゆっくり、中はパッパ、と思いきや人の列にぶつかり渋滞しながら緩やかな登りの樹林帯を
行く。人で込み合うチンダルレ避難所(小屋)標高1500mへ11時20分着。 トイレを済まし、暗く狭い
小屋の中で行動食を摂る。中も人で一杯だが、外の吹きさらしよりもずっといい。ラーメン売り場は
30人以上が並んでいる。

ここの避難所を12時までに通過しないなら登山はやめてください、との表示があった。
また、頂上には13:30までしかいられないらしい。それ以降は下山命令が頂上の放送PAスピーカー
からがなり立てて追い出すシステムのようだ。

11時40分出発、渋滞の中をゆっくり登る。 ここから潅木帯になり、風がふきっさらしで寒い。積雪
70cm。メガネが雪で凍るため、先輩はメガネを外す。 私もゴーグル状サングラスに雪が吹き込
んで始末が悪い。 結局山頂では外すことになった。 風除けにゴア上着を一枚着込む。 森林限
界を最後に抜けてから強風の中、100mの急登を上がって12時50分雪の頂上着。頂上は雲で何も
見えない。

30m以上の風が吹き、露出した顔の体感温度はマイナス20度程度で痛い。 しかも200人以上の
人間でうるさいし、混雑している。 登頂の自己満足だけは得た。先輩と握手をし、標柱付近で
写真を撮ってすぐ引き返す。 

チンダルレ避難所着12時40分。 引き続きどんどん下る。小雪に変わる天気の中を15時10分
登山口着。 結構いいペースで降りてきた。 足が痛くなる。 記念写真撮影。 

ハイトビールと、日本から持ってきた〆張鶴純と小屋のおでんで祝杯を挙げる。 うまい。 
行きと同じタクシーの運転手に携帯で連絡して迎えにきてもらい、15:45出発、1630に
空港まで行き、レンタカーを借りる。 一旦宿に帰り、風呂に入って6時に再集合。 

海岸沿いを車でうまい刺身の店を求めてさまよい、たくさんある中から、混んでいる店に入った。 

韓国の人ばかりだったが、太刀魚の刺身と鯖焼きを食べてご機嫌。 宿に帰ってオンドル温度調整
を下げ、すやすや休むところを、近くの韓国病院の横のカラオケ屋で後輩と日本の歌の「練習」。 
本当に練習で、3時間2万KRW(一時間分はカウントミスでロハ)で二人で30曲歌ってへとへと。
韓国語の「獨島は我々の島」の歌を3回練習した。  なかなかノリの良い歌だ。

1月16日(日曜日) 曇り時々雪

レンタカーで9時出発。 時計と反対周りに海岸沿いをどんどんドライブ。
途中ハイアットの、映画「シュリ」のLASTシーンのベンチで記念撮影。 

ハイアットはロケーションが良く、済州で一番くつろげるホテルだと思う。

城山を下から仰ぎ、登る気をなくし、その近くの海産物食堂で海物トッペギを頂く。
8000KRWだが、味は良かった。 トコブシが2個、シャコも二匹入って、おいしい。

済州市までドライブ、空港発16:40の飛行機でKIMPOに戻る。 済州空港は日曜の夕方とあって
ぶた混み状態で、今回の行列冬山登山といい、非常に韓国ならではの人ごみとストレスの
多い余暇を満喫した登山旅であった。 

注意点:

冬山だが人出はすごい。 行き会う人を数えたら300人、頂上に300人はいたから、計600人以上
が登っている。 白馬の大雪渓の夏を思い出す。 しかし冬の山であれだけの人間と混雑を
見たことはない。 装備はゴアがベスト。汗をかいても蒸発させて外に出すタイプがいい。
でないと、休憩時に寒い思いをする。  足も防水仕様でないとつらい。 アイゼンはあったほうが
よいがMUSTではないと思う。 くだりは人が踏み固めた道を尻で滑り降りたり、
じゃれあっている若者がいたりして危ない。 私はアイゼンなく、SLIPした回数は多かったが、
1回転んだだけで済んだ。 ストックが二本あると楽だろう。 

人混みとご多分に洩れない韓国人の傍若無人な割り込みのため、済州空港での
チェックインには時間と忍耐が必要。

できれば人の少ない平日がBEST。 
私は週末には二度と・・・・
でも、韓国の名の知れた山では静かな登山はあり得ないので、仕方ないかしら。

朝一番の飛行機で行けば空港からタクシー利用でソウルからの日帰り山行が可能です。 






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