ヤルヴィ チャイコフスキー交響曲6番 SACD [音楽とAudio]
今となっては巨匠の一人になったヤルヴィ。 もう70歳近くになるはず。
朝、ムラビンスキーの研ぎ澄まされた悲愴を聴いていたら、その弟子のヤルヴィ盤も聴きたくなって
COEXでSACDを購入。 今日は気分がなぜか悲愴な日曜日。 2CVと別れたからか?
聴いてみてまず思った。 BISは音がいい。 マイクがノイマン? そうかぁ。 この弱音-強音の
ダイナミックレンジの広さはSACDでないとカバーできない。・・・いかん。どうもそっちへ興味が
いってしまう。 一回通しで聴くだけでは飽き足らず、3回聴いた。 悲愴を3回聴けるのだ。これは
凄い事だ。 エストニアから亡命してきた彼は西側世界とうまく折り合いをつける術を身に
付けているからなのか、演奏があっさりしている。 私の悲愴は中学生の時に買って聴いて、何回も感動してボロボロ涙をこぼしたユージン・オーマンディー+フィラデルフィアが刷り込まれ、基準と
なっているだけに、思いっきり情感がこもった華麗な演奏が普通だと考えているところがあった。
しかしこれは良し悪しだと今回知らされた。
いままでヤルヴィの録音はシベリウスしか買ったことがなかった。 改めて彼の職人としての腕と、
その商業的な部分との折り合いのつけ方、ならびに余り世に知られていない曲の紹介
(この盤も幻想曲フランチェスカ・ダ・リミニ作品を併せて収録)という音楽の先人としての
実力を思い知る。 あっ、でもアシュケナージのも同じ構成だったか?
次はチェリビダッケの6番を買ってみよう!
チャイコの6番でSACDなら、ゲルキエフ&ウィーンフィルがありまっせ。ついでにマーラーの6番も、アバド&ベルリンフィルで最新のSACDが感動です。
by 海南鶏飯 (2005-09-06 16:32)
えぇ、エネルギッシュ・ゲルキエフは持っています・・・
いいなぁ、もうそろそろコンセルトヘボウに行かれるんですねぇ。
by izumi (2005-09-06 21:23)