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2CVで釜山へ向かって走る 通度寺参拝 [2CV & Citroen]

一時輸入の許可期限が迫り、ソウルから日本に向かって車を走らせる。
さすがの万能車の2CVも海の上は走れない。 日本に戻るには船に乗らねばならない。
従って、今回も船の出る釜山まで京釜高速道路をひた走る。 

この高速道路は日韓条約の償金として払われたお金で作られた。 最初は部分二車線で、ほとん
どが1車線だったそうだが、その後のモータリゼーション到来と韓国経済発展に伴い、今では部分
5車線、全線二車線以上の広い道となった。

出発はあさぼらけの仕事場駐車場。 

いつもは車でいっぱいなのだがさすがに朝5時には空いている。


外に出るとオリンピック競技場。 この横から88道路へ。 川沿いの道を暫くいく。
今日は少し趣向を変えて、大田までは中部高速道路を使うことに。

大田までは約150kmの山あいの道をひたすら快調に走る。 
走るよ走る。 2CVは走るどこまでも。 羽が生えたように軽やかに。

動物出現地域の看板。 右側に立っていることを除けばどこかで見たようなデザイン。 日本の
ものに比べれば、少し角度が寝ていて躍動感に欠けるかな?

快調に飛ぶように走っていたが、雨が降り出す。 

天井はなにせスダレなので、屋根を戻すかどうか迷うが、天気は晴れたり曇ったりが繰り返され、
暫くだましだまし行く。

釜山まで100kmまできて、ついに雨が本降りになる。 やむを得ず、慶州休憩所で今夏の
スダレトップはおしまいとする。 ・・・・毎年これで、秋の訪れを感じる。

休憩所では子供向けには韓国車のおもちゃしか売っていない。 

ヨンさまのソナタか・・・

時間があったので、通度寺へ立ち寄ることに。 韓国では3本の指に入る仏教寺院。 
たいそうな古刹で、6世紀創建とのこと。 ソウルからこのインターチェンジまで距離410kmで
通行料8,000KRW(約950円)は安いと思う。

山門は大きく立派。 少し建て方が低く、落ち着いた構え。

6世紀の遺物は韓国どこでもそうだが、石塔のみが残る。 他は再建だ。

どっしりした線が骨太な東洋文化を我々に感じさせる。 タイ・カンボジアにはないすっきりデザイン。

この寺は未だに信仰の息づく、観光地というよりもお参りに来る寺だ。善男善女の集う活きたお寺。
  
私も妻の健康を祈って戻る。 
妻の為に何かしたいと思う心が愛。 今の私にはこんなことしか彼女にはしてやれない。
要は、彼女は私には「構わず黙って放っておいて欲しい」ということを望んでいるのだ。 
それって・・・・

思わずグレそうになる所、気を取り直し、通度寺で気になったもの・・・・

いいなぁ、このボケ味。 本当の木魚。

あ! そうだ、茶店の素麺。 3000KRWでこの干シイタケの出汁のよく効いた精進味の一杯
は大変食べ得感があった。 カクトゥギともろみ味噌味の薬念もおいしかった。 お勧め!


通度寺からは釜山もほど近い。

1時間ほどで釜山フェリーターミナルへ到着。 改装拡張成った旅客ターミナルの姿。

早速手続きを行う。 自動車搬送は午後4時までにチェックイン。 午後4時半から税関検査。
今日は土曜日という事もあって、鮮魚輸送の戻りのトラックが多かった。 全部で8台+2CVが
日本に帰る。 


通関済ませ、船積みを待つ2CV。 船と車体との大きさの違いがよく分かる。

手荷物検査、イミグレは午後6時から始まる。 一回船の中に入って、荷物を部屋に置いてから
船倉経由で外に出、2CVのエンジン始動。 午後6時20分乗船!

船倉は大きな駐車場状態。

今晩はここで彼は一夜を明かす。 私は2Fの寝室で休む。 オヤスミ! 明日もよろしく!
平均時速110kmで498km走行。 満タン法での燃費は約15kmだった。


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