入り婿として [韓国生活]
この夏から妻と7年ぶりに一緒に暮らすことになった。
約婚して11年と少し、結婚して満11年。
その間、一緒に暮らしたのは3年あまりであろうか。
最初は毎日電話で「寂しいよぉ」と話していたのも今は遠い昔。
3日に一回の電話が週一回となり、月一回となるまでそう時間は掛からなかった。
今ではお互いに自由気儘な一人暮らしを謳歌している。
これが怖い。
一人暮らしは本当に気楽なのもので、うかうかしているとあっという間に
部屋が荒れたりする。 それを防ぐために意識してお客さんを招いて酒盛りを
行なったりしていたのだが、引越しの為のダンボールが到着して物を詰め始め、
かつ、捨て始めるようになってからはもう化け物屋敷状態になってしまった。
部屋でさえこうなのだから、自分の心の荒れ具合はいかがなものかと思うと
、怖くて日本に帰っていく気分はまるで養子に行く花婿さんの気分。
人は笑って、「ならまずは日本でアパート借りて、通い婚から初めて、いや、
つけぶみする所からはじめればいいじゃん!」などと言うのだが、これからの
季節、夜の通い婚は汗もかくし、蚊にもくわれるのでいやだ・・・いや! そんな
理由ではなく、どうやってリハビリ無しに早くこの間の空隙を埋めるべきかが
問題である。
忘れじの行末まではかたければ
今日をかぎりの命ともがな
和歌にも詠まれるごとく、愛の形は様々に変化する。
ですからその時の愛の気持ちをもちつつ死んでしまいたいという気持ちもわかる。
いっそのこと新婚旅行からもう一回二人で始めるのもいいかもしれない。
どこ行こうかな? 新婚ならやっぱり宮崎・日南海岸かな・・・・ 古いな・・・
そういえば、昔あった宮崎の新婚旅行ブームは、昭和35年に島津久永・貴子夫妻が
新婚旅行に出かけたのがきっかけだという。 へぇー。
あっ、でもこの島津さんって・・・・・・以前の上司だ!
何か縁があるのかもしれないから、夏に宮崎行ってみる? ついでに鹿児島もどう?
なかなかUNIQUEな文化が残っていて面白い所だよ。
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