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憧れの天竺へ [天竺編]

昨年ソウルから帰国して1年半。
今度は暫くインドで暮らすことになった。

最後に仕事でインドに行ったのは1996年、ブータンの松茸が盛りでうまかった頃だったから、
秋だったと思う。 ということで12年ぶりの訪問。 

ムンバイでの悲劇的なテロが鎮圧された翌日に成田からインドへ発つ。SQの夜行便。
成田からシンガポールも、乗り継いだシンガポールからデリーもすべて満席だった。
シンガポール航空の機内にはクリスマスを控えてオーナメントが飾られていた。

混み合うデリーの表玄関、インディラガンジー国際空港。 でも明らかに空港の中はきれいに
なったし、照明も増えて明るくなった。 飛行機を降りてインドの経済発展をひしひしと感じる。
タイにはまだ及ばないがマニラの空港よりきれいだし、人々の顔も明るい。
DSC00792.JPG
 
朝到着便のせいかイミグレーションも早い早い。並んで3分で通過、荷物も既に出てきていた。
カスタムもすいすい通過。 おぉ、かつての経験に比べてインドへの好感度大幅UP!! 
念のために1万円(=4900ルピーだった)ほどお金を換えて、出口へ。 あれれ?迎えが居ない?

もう一度念のために引き返して丁寧に出迎えのプラカードを見る。 やっぱり居ないなぁ・・・
うん、ここはインド。 ちゃんと迎えが来るなんていうことを考えていたのがいけない。
職場で支給された携帯電話をONにして連絡を試みるが、「・・・働かない・・・」 
どうも電波をつかんでいないようだ。 使えないものを借りてきてしまったようだ。 
ならば自前のThaiのAISの携帯に電源を入れると3Gならば電波をつかみ、ローミングするが、
SMSは受けるものの発信ができず、電話が掛けられない。 いやはや。

仕方がないのでもう一度中に入ってTRAFFIC POLICEという看板を掲げたカウンターで
PREPAID TAXIを手配。 Crown Plaza Hotelまで300ルピーなりを払ってタクシーナンバーの
指定をもらいTAXI乗り場へ。 
DSC00794.JPG
うーん、ここの乗り場は変わらない風景だ。 人でごったがえしている。 指定ナンバーをつけた
10年落ちのスズキの外装ボコボコの軽ワンボックスタクシーを見つけて乗り込む。 まずは発進。 
運転手がいろいろ話しかけてくるが、「私はね、ここに住んでいたんでよく知ってのよ」、風を装って
適当に答える。 だってインドではその土地を知らないと思われるとボラれたり、なめられたり、
色々誘われたりしてうるさいんだもの。

夜が明けていく朝もやの中をエンジンをガーガー鳴らしてタクシーは進む。 
ありゃ、高速道路もできたんだ! 片側4車線の高架道路。 
空港のCYエリアの拡張工事もやっている。 
起重機がこれだけ立っているってことは、景気が悪くないんだなぁ、と思う。 
そしてこの風景をかつて見たような既視感が。 
なんだったっけなぁ? 思い出した!
「そうだ! これは・・・90年のアジア大会の時の北京だ!」
そう、あの時の北京がこんな感じだった。 マイナス15度にもなる寒い冬の
テレビ局の工事現場で3ヶ月働いたんだけど、あのTV局が今や日本のTBSみたいな存在になって 
スタジオも手狭になってしまい、増築を繰り返しているらしい。
DSC00804.JPG

久しぶりにデリーに来て、これからまだまだこの地でのビジネスは伸びるだろうという、
日本での考えが確信に変わっていくのをオンボロタクシーの中で感じたのだった。

決めた!「おら、ここで戦うだよ!」

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niku

同じ部門に異動したと思って来てみたら、izumiさんはその先に行ってしまった後でした。またも異国の地、日記楽しみにしております。
by niku (2008-12-01 23:49) 

izumi

そうですか! 知らなかった・・
遠距離通勤ご苦労様です。
もちろん、ウサギで通うんですよね!
しっかりセ◎◎◎ティー立ち上げてね!

来週また!
by izumi (2008-12-03 22:12) 

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