大統領官邸とグルガオンのモール訪問 [天竺編]
インドの元首は大統領である。現在はSmt. Pratibha Devisingh Patilという女性の
がその任を負っている。 彼女は76歳。 今までに貧しい女性達の地位向上の
支援活動を行ってきた法律家である。
北朝鮮の元首は金正日、イギリスの元首はエリザベス女王でいずれも世襲制だが、
インドは大統領制を取っており、ドイツのケーラー大統領と同じく選挙制で、
5年の任期となっている。
このインドの大統領の住む官邸、Rashtrapati Bhavan にムガール庭園があり、
それが開放されるというので公開初日に訪問してみた。
幸いお空もよい天気に恵まれ、快適な散歩日和。
普段は汚いジーンズにラクビージャージなのだが、ジャケットにシャツを着て
大統領官邸の35番ゲートにやってくれ、と行ったら運転手は気にせずに、
あろうことか、どんどん真正面に突っ込んでいき、正門の横から入ろうとして
銃を構えた守衛4人に止められた。 幸い髭を生やしていないので、イスラムの
テロとは間違えられなかったが少し焦った。
うーん、私は国賓でも、大統領に正式に面会させてもらえるほどの珍客でもないんで、
今後憶えていてね。
で、回り道で35番ゲートへ。 これが意外に時間が掛かった。
国旗のモチーフの幟のはためく中、官邸正門を回れ右、
（サフラン色がヒンディー、緑はイスラム、白は宗教の和解を表すとのこと・・・光の三原色
では赤・緑・青の三原色を合わせないと白にはならないけど・・・）
1月26日に共和国パレードが行われるラジパト通りから
円筒形に見える（壁だけで中は庭になっている）国会議事堂を回り込み、
一方通行の交通規制が行われている国政の中心地をぐるぐる迂回していく。
ガンディーの塩の行進（塩の税に反対したデモ）の銅像を横目に何とか35番ゲートに。
何か随分遠回りしたような気がする。
ここからは携帯電話もお財布もカメラも持ち込めない厳しいセキュリティーチェックを二回
行って中に入る。 整然としてごみの落ちていない街区にびっくり。 庭園も幾何学的
に、シンメトリックに造られている。 水が流れ、無償のボランティアがたくさん働いて
いる。 これは人手をかけないととても維持できない、規模の大きなムガール庭園。
（画像は大統領官邸HPより）
きっと昔はフマユーン廟やタージ・マハール、レッドフォートなどにもこうした「生きた」庭が
設けられていたのであろう。
この庭園見学は全部で3kmほどを歩く。 最後に西の端の円形庭園という場所に出るが、
これがまた夢のように美しい、中央の噴水池からエレベーションが上がって行き、草花も
それにあわせ、パンジーなどの低い背の花から徐々に背の高い花へと植え込まれている。
（画像は大統領官邸HPより）
朝一番の、人が混んでいない時にいったのが正解だった。
警備の人以外、誰も居ない花園を独占！ 天国にいるみたい。
いやーいいもの見ました。 3月初旬までOPENしているらしいので、もう一回行ってみよう！
で、そのあとに未だ見ぬデリー南方の衛星都市、グルガオンを訪問。
大使館の立ち並ぶ通りを抜け、有料道路を行けば20分ほどで到着する。
グルガオンで一番大きなモール、アンビエント入り口。
大きいなぁ。
中に入れば更に驚き。 これはアメリカのモールだ！
アジアにある商業施設の規模ではマニラの複合モールも大きいが、ここも相当な広さ。
建物自体の長さが1kmもある！
こうしてみると、インドではないみたい・・・
デパートの玩具売り場ではインド11億国民の関心球技である、クリケットのモノポリーが売られていた。
内容、少し気になるなぁ・・・・
ただ、このアンビエンスモール、容れものの大きさを余裕をもって造りすぎたようで、
上部の階にはまだ空いているスペースが目立っていた。
周辺では農地をつぶして高層住宅の建設が盛んであり、あと10年もすれば
ここのテナントもきっと満杯になることであろう。
がその任を負っている。 彼女は76歳。 今までに貧しい女性達の地位向上の
支援活動を行ってきた法律家である。
北朝鮮の元首は金正日、イギリスの元首はエリザベス女王でいずれも世襲制だが、
インドは大統領制を取っており、ドイツのケーラー大統領と同じく選挙制で、
5年の任期となっている。
このインドの大統領の住む官邸、Rashtrapati Bhavan にムガール庭園があり、
それが開放されるというので公開初日に訪問してみた。
幸いお空もよい天気に恵まれ、快適な散歩日和。
普段は汚いジーンズにラクビージャージなのだが、ジャケットにシャツを着て
大統領官邸の35番ゲートにやってくれ、と行ったら運転手は気にせずに、
あろうことか、どんどん真正面に突っ込んでいき、正門の横から入ろうとして
銃を構えた守衛4人に止められた。 幸い髭を生やしていないので、イスラムの
テロとは間違えられなかったが少し焦った。
うーん、私は国賓でも、大統領に正式に面会させてもらえるほどの珍客でもないんで、
今後憶えていてね。
で、回り道で35番ゲートへ。 これが意外に時間が掛かった。
国旗のモチーフの幟のはためく中、官邸正門を回れ右、
（サフラン色がヒンディー、緑はイスラム、白は宗教の和解を表すとのこと・・・光の三原色
では赤・緑・青の三原色を合わせないと白にはならないけど・・・）
1月26日に共和国パレードが行われるラジパト通りから
円筒形に見える（壁だけで中は庭になっている）国会議事堂を回り込み、
一方通行の交通規制が行われている国政の中心地をぐるぐる迂回していく。
ガンディーの塩の行進（塩の税に反対したデモ）の銅像を横目に何とか35番ゲートに。
何か随分遠回りしたような気がする。
ここからは携帯電話もお財布もカメラも持ち込めない厳しいセキュリティーチェックを二回
行って中に入る。 整然としてごみの落ちていない街区にびっくり。 庭園も幾何学的
に、シンメトリックに造られている。 水が流れ、無償のボランティアがたくさん働いて
いる。 これは人手をかけないととても維持できない、規模の大きなムガール庭園。
（画像は大統領官邸HPより）
きっと昔はフマユーン廟やタージ・マハール、レッドフォートなどにもこうした「生きた」庭が
設けられていたのであろう。
この庭園見学は全部で3kmほどを歩く。 最後に西の端の円形庭園という場所に出るが、
これがまた夢のように美しい、中央の噴水池からエレベーションが上がって行き、草花も
それにあわせ、パンジーなどの低い背の花から徐々に背の高い花へと植え込まれている。
（画像は大統領官邸HPより）
朝一番の、人が混んでいない時にいったのが正解だった。
警備の人以外、誰も居ない花園を独占！ 天国にいるみたい。
いやーいいもの見ました。 3月初旬までOPENしているらしいので、もう一回行ってみよう！
で、そのあとに未だ見ぬデリー南方の衛星都市、グルガオンを訪問。
大使館の立ち並ぶ通りを抜け、有料道路を行けば20分ほどで到着する。
グルガオンで一番大きなモール、アンビエント入り口。
大きいなぁ。
中に入れば更に驚き。 これはアメリカのモールだ！
アジアにある商業施設の規模ではマニラの複合モールも大きいが、ここも相当な広さ。
建物自体の長さが1kmもある！
こうしてみると、インドではないみたい・・・
デパートの玩具売り場ではインド11億国民の関心球技である、クリケットのモノポリーが売られていた。
内容、少し気になるなぁ・・・・
ただ、このアンビエンスモール、容れものの大きさを余裕をもって造りすぎたようで、
上部の階にはまだ空いているスペースが目立っていた。
周辺では農地をつぶして高層住宅の建設が盛んであり、あと10年もすれば
ここのテナントもきっと満杯になることであろう。
写真のとおりだとすると、この庭は、確かにすごい。昔ＵＫで、チャーチルの住んでいた御殿の庭を見学したことがありますが、いずこも広大な庭を維持管理するのが一苦労のよう。入場料を取ってそれに充てるのもしょうがないことかもしれません。 維持するのに物いりなのは、ビート音発生器も同じですね。 インドも、（今は廃れてしまった表現ですが）IT Yuppyは、郊外にすんいるようですね。 20分程度でダウンタウンに出られるなら、そちらに住居を構えるのも手だった？
by 小龍包 (2009-02-23 10:38)
維持管理費は水道代と人件費が同じくらいかかるような気が致します。
最高気温25度。 今日も北インドは乾燥しています。
by izumi (2009-02-28 23:19)
とても綺麗な庭園ですね。一度行ってみたいですね。
インドというのはヒンドゥー教とイスラム教の対立があると聞きましたが、それはかなり酷いものなんですか？ そして和解の白ですか・・・いいですね。先日インドでもテロがありましたね。やっぱり根は宗教的な対立が・・・あるんでしょうか？
私はスリランカにおります。スリランカは仏教が幅をきかせています。キリスト教もイスラム教もヒンドゥー教もありますが、何といっても仏教とお坊さんの天国ですね。
それから、タミール人は差別をされている感じを受けます。政府とLTTEの内戦も今は大詰め。これからどうなることやら・・・。
平和が一番です。
by たくとも (2009-03-01 14:44)