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オベロイのデリカ と ラヴィ・シャンカール シタールの夕べ  [天竺編]

先週は展示会でインドは3連休だったが全部出勤だった。
この土曜日もお仕事だったので久しぶりのお休みの日曜日の朝、
デリーの高級ホテル、オベロイへ。

日本から送ってくれた情報では、ここに外国人向けの
デリカテッセンがオープンしたらしい。 今日はそを探りにゆく。
たれそつねならむ。

デリーのオベロイに来るのは初めて。
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中々高級な佇まい。 装飾品も美しい。


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ソウルのハイアットをぐんとよくした感じ。


エルメスやらグッチやらの入るアーケードを抜けて地下に降りる。



ありました!
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ベーカリー併設でさまざまな焼きたてのパンが売られている。
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ただし、パンは日本並みの値段。
フランスパンは500円、クロワッサンは150円、チョコレートデニッシュが200円。


ソーセージもそこそこ揃えられている。味は不明。 今度買って見よう。
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でも、価格は日本並みだなぁ。 3本のフランクフルトで900円か。



チーズ、パルメジャーノ・レジャーノがあったので購入。
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これに冷やした白ワインは中々優れた取り合わせ。
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でも、ここのワインも高いなぁ・・・


併せ、見たらどうにもこうにもうまそうだったイタリアからの
輸入ハムを買うことに。 

切って貰って100Gで1500円、仕方ない。
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喫茶スペースがあったのでクロワッサンとコーヒーでブランチを楽しむ。
パンの素材はいいが、中までふわりと焼けておらず、中はモチモチを
通り越して、小麦粉とバターの黄色いペースト状なのでいまひとつ。


今度はここで白ワイン買って、開けてもらって生ハム食べながら
新聞でも読むかなぁ。


で、アパートに戻る途中、交差点に停まっていてふと横を見るとこんなものが
目に入る。
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なぬ”っ!


ジョージハリスンの師匠でもあったあのラビ(ラヴィ)シャンカールのコンサート! 
しかも今日の夕方?!

行かねばなるまいと早速会場のネルーパークへ行き、チケットの可否を訊ねると
ADMISSION FREEだという。

一回家に帰ってから出直す。


夕方6時前に行ったら既に会場には2000人以上の人が。
椅子がちゃんとある! これはすごい。 

早速中に入ると、東京外国語大学から語学留学に来ている
知り合いの留学生のお姉さんがいたので挨拶交わして一人、
空いている席を探して前の方に陣取る。


20分遅れでコンサート開始。
演奏に先立ち、ラヴィ・シャンカールさんからご挨拶。 

いわく、

「ここ3年ほど体調が悪くて、最近は左の肩が上がりません。
で、今日は椅子に座って、シタールも小さいものを使って演奏します。
この姿での演奏は初めてお見せするものですが、よろしくお願いします。」

とのこと。 それも無理ない。 
だって彼は1920年生まれでもうすぐ89歳だもの。


OPENING。
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暮れなずむ空にPAを通してシタールの音が鳴り渡る。
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最初はどうもリズム感が悪くて娘のアノーシュカ シャンカール(ノラ・ジョーンズの異母妹)
が心配そうに見守っていた。


しかし、夜のとばりが濃くなって来るにつれ調子が出てくる。
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いや、たいしたものだ。 アドリブでここまで89歳の手が動くのか。
これは・・・ジャズだな。

さすが世界のミュージシャン達に影響を与えたという伝説の巨匠。


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あたりが真っ暗になってきた8時過ぎ、コンサート終了。

彼の演奏後の挨拶。 なかなか味がある。
「パリ、ロンドン、アムスなど、色々なところで人に聞かれます、
これがファイナルコンサートですか? と。 でも、私には分かりません、
だだ、セミ・ファイナルと申し上げることにしております。ありがとう。」


・・・聞いていて、どうにも席を去りがたくなる、心の動くいい演奏だった。 

これが無料で聞けるとは! インドってなんとすばらしい国なのだろうか。

(なんと、今年はインドでは彼の演奏会の予定はこれ以外に入って
いないとの事! 次は4月の欧米公演になるとのこと。 ラッキーだった・・・・)


帰り道、一斉に帰りだした込み合う雑踏の中、先ほど挨拶を交わした
留学生のお姉さんと、その友達の大阪外国語大学からの留学生の人に
また偶然ぱったり会う。 

帰りの足がなくてもじもじしているので、一緒に車で帰ることに。  

これからご飯を食べにSEIIへ行くというので、おじさんが「焼肉食べに行こうか!」
と下心の無い提案をしたら、「ぜひ!」ということなので、この21歳の娘さん
女子大生二人に焼肉と豆腐キムチと海鮮パジョンご馳走し、共にビール飲んで
音楽談義しながら家まで送って帰る。

面白き日曜日。 こういう日も修行生活の一部である。 おぼれる勿れ。




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なしごれん

焼肉に誘って下心無しって、まるでガンジー和尚のように清らかですね。ちなみに焼肉の肉って、インドでもビーフ?
by なしごれん (2009-03-11 18:44) 

izumi

ガンジー和尚は晩年身の回りの世話をする若い女性たちと
一緒に寝ていました。 それに下心って・・・親子ほども年が・・・・
出てくるのは韓国直輸入の味付けカルビさ!

by izumi (2009-03-11 23:38) 

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