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カシミールへ [登山]

来年、高校来の友人K君と新たな高みを目指すことになった。

出発前に彼は日本の三浦雄一郎原宿キャンプの低酸素室、こちらは天然の
低酸素環境で高山病予防の為に高度訓化をすることになる。

そのための下見を兼ねてカシミールのレー(Leh)へ飛んだ。

雪を抱く4-5千メーター級の名も無い山々を飛び越える。
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空港ターミナルは内装もほぼ仕上げが終わり、2階のフードコーナーも全てが開業していた。


朝早くの、気候が安定している時間にしか山への飛行機は飛ばない。
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朝3時半起きで眠いよぉ。



1時間20分ほどのフライトで到着!
飛行場でこの標高とは、チベットのラサと同じような高さ。
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空港は昔のモンゴルのウランバートルの建物に良く似ていた。
でも、思ったよりきれい。
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ここは入境制限地域なので、外国人は登録を行う。 
国内線なのに豚インフル予防の検疫票も書かせられた。
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ターミナルから出れば、そこはもうヒマラヤ!
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タクシーを拾って町に向かう。


今日の目的地は公称標高5602m、(実はもう少し低いらしい)カルドゥン・ラ(Khardung La)峠。
中国との国境が近く、軍事管理地域の山に入るにはInner Line Permitが必要なため、その窓口
が開くまでの時間つぶしにレーの王宮見学へ。
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ラサのポタラ宮の原型となったとされるいにしえの、レー王国の宮殿。


外国人は100ルピー。
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払おうと思ったら、チケットが無いといわれた。 
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で、チケット持ってくるから待っててね、とのことでチケット売り場の中で暫し待つことに。
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誰もいないチケット売り場。
町がきれいに見える。
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カウンターの上にはダライラマの写真。 
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中国なら反革命行為に問われるが、ここはインド。 自由っていいなぁ。


誰かチケット買いに外国人やってこないかなぁ、日中韓なら立派に窓口対応して驚かせて
あげるのに、と生来がいたづら好きな日本人は思うのであったが、誰も来なかった。
15分後、管理人が来て言うには、「チケット探したけど無いから、半額でいい。 入ってよし!」
とのこと。 おおらかだなぁ。


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王宮内は荒れていて特にみるべきものは無かったが、ここから
見渡す景色は中々のもの。
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ただ、標高が高いのですべてゆっくりと行うようにしないと息が切れる。



その後、外国人登録と許可証をもらいに州の事務所へ。
意外に時間がかかった。
その間、サッカー見物。
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正面の丘の上の建物がさきほどまで居た王宮。


許可証ゲット!
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いざ出発!
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ジグザグ道をひたすら登る。
雪が出てきた。
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二時間ほどで到着!
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寒い・・・


もうここから上はヒマーラヤの世界だ。
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7月の18日に友人の結婚式と披露宴があり、そこでHDビデオクリップ映すというので、
祝辞の5分のVを原稿なしで3発撮る。 
頭が回らず、何度やっても9分から10分になってしまうのはご愛嬌。

ここ、カルドゥン・ラ(Khardung La)峠は俗説では5602mの標高があり、自動車で通過できる
世界最高の標高地点とのこと。 
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実際、自分の標高計でも5400mを指していたので、かなり高い場所であることには間違いない。
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高校生のときに憧れていたネパールのエベレスト街道、ゴーキョピークよりも高い場所に
車で登れるとは! インド恐るべし。


アコンカグアC1のニド デ コンドレスとほぼ同じ。
デリーを出てから6時間でこんな場所に来れるとは! 
よし、年末の高度訓化訓練はカシミールに決定!

1時間ほど滞在して下山。 レー(Leh)の町へ戻った。



注記)
レーは、標高3400m。 普通の速度で歩こうと思えば歩けますが、すぐ息切れし、
ゼイゼイいってしまって、高山病を引き起こしかねません。 過去高山病に掛かったことがあり、
その恐ろしさを知る者は、全ての体の動きを滑稽なくらいに速度を落とし、ゆっくりにして
初日は行動します。 おかげで食欲の減退以外は何も問題を感じず過ごせました。

普通はデリーから入って初日にカルドゥン・ラ(Khardung La)峠までいくことは、そんなに早くに
許可証もらえませんし、危険ですからやまましょう。 今回は1泊2日の強行軍でしたので
少し技を使ってこの日程を実施することができました。





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コメント 2

なしごれん

おお、真夏の雪。ボーダーの私も、むしゃぶりつきたい斜面だ。でも5千メートルでは、楽しめませんね。ヨーロッパのスキー場でリフトがかかっているところでも、せいぜい3千メートルですから。転んで立つだけでも、くらっときますもんね。
by なしごれん (2009-06-29 19:44) 

izumi

滑るだけでもクラッとします。
2日くらい慣らせばokですよ。 来ます?

by izumi (2009-06-29 21:59) 

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