SSブログ

IATA CODE IXLの秋 [登山]

モンスーンが明けて、秋の気配が感じられるようになってきた。
高地の短い秋を楽しみに、職場の元社長と、ムンバイの友人夫婦と
一緒にカシミールのレーとインド軍管理下のカルドン・ラ峠を再び訪れた。


朝6時10分発のキングフィッシャーは満席。
デリーからレーまでの飛行機便は今日はこの一便しかない。


天気はほぼ快晴。
パキスタン(西)側の窓、ヒマーラヤーからカラコルム山地がよく見える。
DSC061611.jpg
遠くに見えるのは世界第二位の標高を誇るK2とガッシャブルム。


雪に覆われたヒマーラヤの前哨峰たち。

こうして山地を上から見ると地層の褶曲が大変よく分かるなぁ。
DSC061671.jpg

7時40分、到着!

予約しておいた旅行会社の車でまずはホテルへ。

できて間もない宿ということで、部屋もきれいで、夜はきちんと
シャワーに使える温度のお湯も出た。 (Holiday Laddakh@Fort Rd)

天気がよく、紫外線が強いので日焼け止めを塗る。
日差しの中は暑く、日陰に入ると涼しく感じられる典型的な山の気候。 


州の高等官事務所にて入境許可証をもらうのに時間がかかり、
出発は11時過ぎとなったが、まずは標高5602m(公称)のカルドン・ラ峠へ。
DSC0617911.jpg



まずはこのポリスのチェックポイントで許可証チェック。
DSC061851.jpg   DSC06186.JPG


その後、4100m地点で今度は軍によるパスポートチェックを受け、車は高度を上げていく。


3日前に降雪があったとのことで、新雪がところどころに残っている。
DSC061941.jpg



昔は氷河だったであろう谷沿いをジグザグに車は登る。
DSC0619711.jpg 
四輪駆動車をチャーターしたので前回のスズキマルチに比べて速度も速く、
車はぐんぐん登る。 高度計で100mごとに高さを読み上げる。



5400mを越えたあたりで再び峠を訪れることができた。 

DSC062431.jpg
前回は結婚披露宴向けのメッセージをここで撮ったんだっけ。(でも、ベシャリの時の
息継ぎが苦しく、音声がよくないので総合Pに見栄えで全部カットされた!!)


寒いなぁ、と思ったら、お手水のドラム缶に氷が張っていた。
DSC06246.JPG
お天気で無風だったからよかったけれど、風が吹いていたらおそらく凍えてしまう寒さ。


新雪が残っている斜面を登る。
DSC062331.jpg
人々の祈りをこめたタルチョが雪に映える。


この夏の間にチベットの仏塔がきれいに塗りなおされていた。
DSC062191.jpg


二回目の訪問ともなると標高が高いとは言え少し余裕が出て、高山登山の
息継ぎ方法(排気時に肺に圧がかかるように口をすぼめて吐く)
にて小走りで駆けたり、遊んでみた(よいこは真似してはいけません!)。

一緒に来られた元社長には少し高山病の症状が出てきていたようだった。


峠では前回は営業していなかったみやげ物屋が開いていた。
DSC062351.jpg
ここで、とある釣り書きに惹かれてTシャツやらビアマグを買い込んだ。



だって、こんな看板出ているんだもの。 
こちとら煙と同じで、高いところが好きなんでぇ!
DSC062401.jpg
世界最高地点のおみやげ物屋とは・・・・ これは・・・・うーん、買わずばなるまい。


レーの町に戻ってチベット料理屋「ヒマーラヤカフェ」で遅いお昼。

野菜のモモ。 にんにくが利いていて美味しかった!
DSC062581.jpg


その後、王宮を回る。 今回はなぜか無料で見学可能。
市街が見渡せ、気持ちのいい場所。 内部は修復作業が行われている。
DSC062751.jpg

仏殿に無料だった分、お布施とお灯明代を多めに置いていく。

夫婦和合と妻の健康を歓喜天に、
DSC062721.jpg


千手観音に世界平和をお祈りした。
DSC062701.jpg



そこから今度は空港の反対側のインダス川の河岸段丘にある
スピトクゴンパ(寺)を拝観する。
DSC062841.jpg


仏殿には牛頭大王と千手観音の古い大きな仏像が安置されており、
なかなか趣のある、いいお寺だった。
DSC062831.jpg
何故か内部の仏像の顔は全て錦で覆われていて拝むことはできなかったが、
祈りを捧げた参拝客一人ひとりに僧が豆菓子を柄杓で授与していた。 
もちろん貰って食べた。
甘い砂糖の中に、節分で撒くあの懐かしい大豆の味がした。



DSC063021.jpg 
僧房には人の生活の香り。



ヒマラヤの山に源を発するインダス川があたりを潤す。
DSC062961.jpg
なるほど、寺を構えるにはいい場所だ。



この寺から見た夕方のレーの町とカルドン・ラ峠。 少しいたずら書きもしてみた。
DSC062981.jpg

最近セスナの操縦に怪しい興味を抱き始めたので、
滑走路を見ると何故か心が躍るのであった。

フィリピンで習おうかな・・・(と妻へ観測気球を揚げてみる)



翌朝早くに宿を出立。 デリーへと向かう。
DSC063131.jpg
朝のIXL(レー)空港のたたずまい。
正式名称はLeh Kushok Bakula Rimpochee Airport



着いたデリーは暑くて、旅客ターミナルへ向かうバスもドアを開けたまま、
風通し良くして走るのであった。
DSC06319.JPG


レーには12月と1月にもう一回高度訓化で行かねばなぁ。



nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。