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東行七日 初ローマ [旅は道連れ世は情け]

ローマを見ずして死ぬな、とは小学校のときからよく聞いた言葉だった。
そんなに凄いものがあるのか、と思っていたが、このたびポルトガルから初めて行って
びっくりした。 ローマには欧州の全てが詰まっていた。

リスボアの空港は食品売り場が充実していた。
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チーズにワインに肉類、何でも揃っている。


珍味を求めて売店に入ったところ、これを勧められた。
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何これ? と聞いてみたら、論より証拠と一缶8ユーロもするものを開けて食べさせてくれた。
ポルトガル人、いい奴だなぁ。
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鰯の卵のオリーブオイル漬け。 これは確かに珍味だ! 
思わず買い求めて12月のパーティーの時に使うことにした。


その他、練り物のお菓子・・・うむ、見たことあるぞ。 
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京都の練り和菓子ってもしかしてポルトガル伝来? 豆餡に似た味わい。
そういえば、福砂屋のカステラだってポルトガル由来の菓子だ。


待合室はタルトのオンパレード! おぉ、うまそうな! エッグタルトもマッシュルームパイも
うまかった。
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置いてある雑誌も英語のものがある。
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Financial Timesの、「いかにお金を使うか」特集。

ぱらぱらめくると・・・
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何だ、ティファニーにジョージジェンセンじゃん。 両方とも本店で妻に買ってあげたことあるぞ。
新婚の時だったけど。 シャネルのスーツもワイハの店で買ったけど、こうしたもの全て
あまり喜ばなかったので、もう奢侈品は買わなくてもいいことになったのだ。 卒業よ!


TAPの機内食はえび玉。 おいしかった。 白ワインに良く合う。 
ポルトガルもフランスと並び農水産物の宝庫だと思う。
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イタリアにはモンブラン山頂含めて何回も行っているがローマには初めて行った。
到着した空港ゲートの前にいきなりこんな店があって、とっても惹かれる。

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きれいな店構えだなぁ、と思ったら手袋屋だった。


うーん、やるなぁ。美しい展示だ。
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このセンス、いいなぁ。 そうだ! 彼女の白魚のような指を守るため・・・



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でも、妻はもうこうした「もの」には関心が無くなっているので買わないことに。


空港からのタクシーには40ユーロのところ、30ユーロぼられ、70ユーロ払わされた。
確かにメルセデスの新型ワゴンで20kmほど走ったのでそんなに高い感じは
東京の感覚だとしないけど、そもそも東京のタクシーが高すぎるのだ。 

教訓、四の五の言ってメーターを使わないタクシーには乗らないこと!


ホテルについて荷解きもほどほどにシャワーを浴びて市内へ向かう。

いやー、何かおのぼりさんにはこんなもの見れるだけですごいなぁと感じる。
一瞬これがコロッセウムなのかと思ってしまった。
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違う・・・これは円形劇場だそうだ。 



やたら滅法に歩いていたら路地に人が並んでいる店があった。
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急いでガイドブックをめくるとここはTAKE OUT可能なバッカラ(鱈の白身を揚げたもの)の
名店とのこと。 

早速ガイドブックに書いてある通りに並んでいる人を掻き分け、中にずんずん入って
厨房の前で「くーださーいな!」と英語で叫ぶと、出てきました。 でっかい!
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隣のタバコ屋兼コンビニでビール二本買って店の前のテーブルでやりだすと、コンビニの
おじさんが暇そうにこっちを見物していた。 今日はこれが夕食。 
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ほくほくした白身が熱くて、皮もバリバリしておいしい。
これがローマか! とってもおいしいぞ! 好感度UP!


パリにも似て、道すらも画になる。
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帰りがけにジェラート屋で可愛らしい娘さんがコーンを買っていたのでつられて入る。
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ピスタチオにフランボアーズ。 300円でした。
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舐めながら宿に帰る。



翌朝同じ円形劇場の前を円形脱毛症の人間が歩く。
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昼間もまた感じが違っていいなぁ。
物事復習と反芻が大切です・・・ 



この日は日曜。 日曜の朝は礼拝に行くものです。 サンピエトロで法王のお昼のミサに。
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この横の有名なバチカン郵便局から妻と、熱心なクリスチャン信者の叔母たちに葉書を書いて送る。
妻にはこれで6枚目の絵葉書。

ここで韓国から来た女の子たちが自動販売機での切手の買い方が分からなかったようで
教えてあげる。 ここの自動販売機は不親切というかなんというか、お釣り自体が
その額が印刷された切手になって出てくるのがミソ。 

ついでに彼女たちにAIRMAILと赤ペンで書くんだよ、とペンも貸してあげる。
怪しい韓国語を話す優しい日本人の親切に彼女たちは感動したはずである。 
もしくは北朝鮮のオルグで拉致されると勘違いしたか。


ホテルで荷物をピックアップ。 

何かお土産に・・・何がいいか考えるが、名案が浮かばない。


イタリアといえば!
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ピノッキオ! ・・・違う、これは違う・・・・・私の家には不要なもの。



イタリアといえば!
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ビバルディー! ・・・違う、これもっといいギターの演奏の奴持っているし。



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結局一人で空港のレストランでペンネとビール食べた思い出をお土産にしたのだった。
しかし、こんなできあいの大皿から盛ったものすらも大変美味しかった。 
ここローマにも親を連れて又来年に来ようと誓った。




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