SSブログ

デリーApollo病院の健康診断 [天竺編]

それは2月のとある木曜日。

職場が健康診断を受けろというので、まさか日本にその為に
帰るわけにもいかないし、バンコクに飛ぶわけにもいかないので
インドで定評のあるアポロ病院でヘルスチェックを行うことにした。
予防接種も受けているのである程度この病院にはなじみがある。

受付して問診表に記入、すぐその横で支払いを行った。
3500ルピー(約7200円)。 
DSC00974.JPG

非常にお金をとるところまではスムースで好印象だったのだが、
やっぱりインドだなぁ・・・と感じること多数。



尿と便の検体を提出して採血。


その後渡されたのが1リッターの水のボトル。
DSC00982.JPG
これを飲み干せという。

超音波診断をする際に水分が多くないときれいに画像が撮れないから、
というのだが、皆ふうふう言いながら苦労して飲んでいる。 

悔しいので一息に飲み干してやったら周りで見ていたインド人が
目を丸くしていた。 インド人は無理をするということがないのだ。

あれ? 

なんだよ! 


このあとすぐに体重測るのか・・・失敗した。
1kg丸々体重が増えちゃったじゃないか! 
しかもズボンもシャツも脱がないからそれだけで4-500g増えちゃう!


DSC00979.JPG
しかし、そんな内心の動揺とは別に平然としたさまを装って心電図室へ。


DSC0098310.JPG
ほほう、GEの設備か・・・いいの使っているんだ。


しかし、日本人は見た!
臨床担当医が自分の携帯電話を充電しているのを・・・
DSC00983.JPG

そして仰向けになった天井のエアコンダクトから天井裏で作業している
行員の姿や材木をも見るのだった。 


その後脱腸、直腸検査、脊椎検査、呼吸器検査やらけったいな検査を経て
最後はトレッドミル。 懐かしい。 こんなのまだやっているんだ。
しかもGEのいい機械。
DSC00985.JPG
検査技師でなく、医者がこうした検査機械の運用も担当して
実施しているのが人件費の安いインドならでは。


部屋が分かれていて、検査ごとに部屋を回るのだが、部屋も廊下も狭く、
検査待ちの間、人は廊下で立ちんぼとなる。
DSC00981.JPG



この検査センターにお手洗いはなく、仕方なく降りて行った一階の
トイレは思いっきり汚かった。 うへぇ。 かんべんしてくれい。
DSC00989.JPG


そして最終検査行程の内科医との面接は1時間半待たされた。

インドにしてはこの病院は設備も医者のスキルレベルも頑張っている方
(デリーでは3本の指に入る高級病院だそうだ)だが、
それを支える設備運用、ソフトがまるで遅れているというのが
感想だった。 日本で同じ検査をすればおそらく3万円なのだろうが、
7200円だからな、と諦めるのはインド生活に慣れて来たからかもしれない。


でも、もう健康診断では行ーかない! 

バンコクの一流病院に比べたらイギリスとキリギリスほどの差が
清潔衛生度、客あしらいにあると思う。 清潔衛生面では日本に
は最低40年遅れている!

医療は安いからどうこう、というものでは決して無いと、
しみじみと感じさせた健康診断の受診体験だった。 


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。