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馬とらくだと象の価格 in Delhi [天竺編]

町を歩くと色々なものに目移りして困る性質である。
得てして要らぬ物を買ってしまったりするからだ。

その点私の賢妻は違う、自分の目的と興味がしっかりしているので
目指す所へ一直線で向かって他には目もくれない。
まさに「女の道は一本道、引き返すことはできませぬ」の体現だ。

それに対して自称「遊びの天才」の自分は色々なものに目を留めてしまう。
この間は思わずこんなものを買うところだった。

DSC0179215.jpg
インド版バービー人形。 なかなか褐色の肌とエキゾチックな
顔立ちが素敵。 ソニアガンジーの若い頃を髣髴させる。

でも、「それがあなたの人生に必要なの?」と問われると答えに窮す。


その横にはマイストのできの悪いミニカーも売っていた。
価格は390円。

DSC01795.JPG  

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日本に居たときはついつい目についたぶうぶう(ミニカーでなく実物大)
を買ってしまって妻によく怒られた。 結局それらには乗れずに今は
庭の置物や肥やしとなっているのだから彼女には先見の明がある。


しかし、日本を離れてぶうぶうの趣味も一段落がつくと今度は
トンボやインドの乗り物への病気が出てきてしまった。

男児たるもの、一回は大空をトンボに乗って自由に飛んでみたいし、
大陸で馬を駆けさせてみたいものだとかねがね思っていた。

このトンボについては飛行学生免許申請の為の健康診断まで受けたが
この不況下にそんなことやっていてバチが当たるぞ、という
良心からの自制の心が働いていて何とか最後の一線を踏みとどまっている。

でも、いつかこのルビコン川、というか、38度線というか、
アフガニスタンはカブール空港のイミグレというか、越えては
いけないところを越えてしまいそうな、あとさき考えない
自分の心が恐くなる。

トンボに比べれば動物は安いかというと、デリーでは決して
そうでもない。 

馬自体は駄馬なら一頭2万ルピーで買える。
駱駝は8万ルピーで鞍をつけてくれるそうだ。 
象も売っている。
象はさすがに高く、25万ルピーで象本体、そして象遣いへ月給
1万5千ルピーが必要なのだそうだ。 (いずれも餌代別途)

日中仕事をしなければいけない身ならば、馬への飼葉、水、そして
掃除をする馬子が必要だし、駱駝も同様。 象も小屋のスペースが
馬鹿にならない。

仕方が無いのでちょいのり用に借りるといくらなのかを調べてみた。

2010年3月現在・カーンマーケットのこの店調べ価格。
DSC017948.jpg


馬  鞍つき、2時間 2000ルピー(4100円)
駱駝 鞍つき、2時間 2500ルピー(5100円)
象  鞍つき、2時間 4500ルピー(9200円)

料金居はいずれも自宅までのデリバリーサービスがついている。
時々乗って憂さを晴らすかなぁ。 
3種類の動物達を呼んで、「馬はラクダゾゥ」と言ってみたい。

うん、4月に手配してみよう。 
もしかしてこの派遣会社自体がビジネスチャンスかも。

メガネかけて背広着た日本人 2時間 5000ルピー でどうだ!
訪問着に白雪駄の場合は2時間5000ルピーのオプションつき

でもなぁ、労働ビザは下りるのだろうか・・・




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コメント 1

izumi

妻に言ったら、「お気楽ねぇ、ついでに鹿も呼んで、馬鹿はラクダゾウにしたら? ぴったり!」と言われた・・・・夢をみた。
by izumi (2010-03-25 14:13) 

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