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ムンバイ ビクトリアステーションからの恐怖の電車 [天竺編]

週末、ムンバイ南部の旧市街へ。

時間が有ったので世界遺産の駅を見物。

見事なビクトリア朝の外見よりも中の鉄道に興味あり。
IMG_0591.jpg

庶民の足、Western Lineのホーム。 ムンバイ市西側を南北に走る。
このライン、40㎞余りの運行距離だが「戦慄すべき恐怖」の世界記録を持っている。

それは...
40km余りの運行区間での「一年間の事故死亡者数」である。

何と2200人! 信じられます? 平均毎日6人が事故で死んでいます。

なお、我々のオフィスがあるアンデリ駅区間では
年間210名以上が亡くなっています。

いわく、世界で一番危ない電車。 

不名誉なのでギネスブック申請はできない。

なんでこんなにたくさんの人が亡くなるのかというと、ドアがないので
振り落とされて挽かれる、飛び乗り、飛び降りに失敗して挽かれる。 
運賃けちって屋根に乗って電線に感電する、振り落とされる。
線路に寝ていて挽かれる、めまいで手すりを離して落ちる、などなど、
およそ考えられる限りの事故事例がバラエティー豊かに存在する。

運賃だって20㎞乗って12円とかそんなもの。
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12円で死んでしまうのか。 人の命が本当に安い国だ。

IMG_0592.jpg
どんなに危ないのか、試しにこの車両に乗ってみたら皆が私を見る。
見るばかりではなく、おばさんが袖を引っ張る。 
おぉ、こりゃ危ない。
バランス崩すぞ。 

で、話しかけてくる。 何だ?

THIS IS LADY ONLY CAR!(女性専用車だよ!)

そうか、安全面での根本的な問題を抱えているにも関わらず、
こういうところは規則遵守なんだな・・・・ 
IMG_0593.jpg
失礼しました。


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