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好事魔多し 天竺修行とほほ [天竺編]

2013年、1月は公私共に中々よいスタートが切れた。

しかし、陰陽学ではないが、世の中仕事がうまくいけば女難に会うし(?) 
仕事うまくいかねば(行かなくなるくらい遊べば)おねーちゃんにも
好かれるだろうし、うまいもの腹いっぱい食べ続けていれば尿酸値上がって
痛風になるし、脂っこくてさほど好きでないインド料理ばかり食べていれば
痛風になる前に食中毒できちんと一定の絶食期間を強いられる。

即ち人生良いことばかりが野放図に続くことも無いし、悪いことばかりが続く
というわけでもない。 陰があれば陽もあり、なかなかバランスが
取れているような感じがする。 

ということであれば、天竺でのつらくも衛生状態のよくない不自由な
修行生活を送る自分は普段の生活が既にネガティブなので他では
恵まれた暮らしを送れているような。

いや、もしかすると人生歳ふるに従ってそういう平明な気持ちで暮らせるようになって
きたのかもしれない。 これこそが韓国と天竺での長年の修行の成果か。

とまれ、1月のよいスタートの裏にもこのような惨劇が待っていた。

正月休みを妻とアンダマン海で過ごしたのち、家に戻り扉を開けると
そこには只ならぬ気配が漂っていた。

正しくは、気配というよりも腐敗した臭気。

すぐ思ったのは誰か泥棒が入ってきて、酒も食べ物もある居心地のよさに
つい長居をし、その間に体調崩して死んでしまった、あるいは窓から鳩が
入ってきて逃げ道を失って死んでしまった、など想像逞しき事象であったが、
明らかに臭いの素はこれであった。

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あ~あ、赤灯ついてる。やってくれたぜ。


留守の間に冷凍庫が壊れ、中にあった食材7万円分がことごとく腐敗して
いたのであった。 くさい臭いは元からたたなきゃ駄目! というわけで
すぐさま清掃開始する。


焼き豚を 泣く泣く捨てる おらが春
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鮭の紅 涙の眼に ささりけり
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これはタイ東北部のネーン、そもそもソーセージを発酵させたすっぱい食べ物
だから食えるのではないかと思ったが、袋をやぶったとたんにその考えを捨てた。
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あ~あ。廊下に山積の腐れ食材。
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天竺生活で二回目。 ま、人生色々あらーな。


これでまた、バンコク伊勢丹に一から備蓄食材の買出しに行けるからよしとするか。


冷凍庫が修理されるまで次の日から4日間、職場の日本人スタッフは私が
買ってきたばかりの食材を消費するためにせっせと毎朝作ってくる
昼の弁当を楽しんだことは言うまでもない。
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これもまた、功徳を施せたと思えば悪くはない。 人生万事塞翁が馬。




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