アコンカグア C1 ニド・デ・コンドルス [登山]
高度訓化のために今日はC1で停滞。
「アタックの前に疲れてはいけない」というガイドのセルヒオの言葉で、殆どぐーたら生活。
一日をテントの中で過ごす。
例えばこんな具合。 飲み水を作るにも・・・・
不精して待っていれば・・・
「独りじゃないってぇ♪ 素敵な事ねぇ♪ いつまでぇぇも、どこまでぇぇもぉ♪」
って、天地真理だったかしらん? 歌詞が違ったか?
天気が良かったので風の吹く合間を見てシェラフを干す。
気圧は平地の半分。 490ヘクトパスカル程度。 ということは一呼吸当りの酸素量も半分。
絶景といえば氷河を下に見下ろし、絶景だ。
ぼんやり景色を見ているとあっという間に時間が経つ。 半分脳が寝ているのだろう。
再び夕方。 日暮れとなる。 どうも時間の経つのが早いと思ったら、酸素が薄いところでは
脳の働きが鈍くなり、動作が遅くなるせいもあるらしい。
医学研究によれば脳とその他の臓器・筋肉では、1グラム当たり100倍の酸素消費量の違いが
あり、小さな脳の部分だけで人間の全摂取酸素の25%ほどを消費するのだそうだ。
一回当たりの呼吸で摂取する酸素量が半分になれば、考える力も低下するのはやむを得まい。
夜には風が強くなりテントがパタパタとはためく。 上部での天候は酷いものになっているだろう。
明日にアタックする人たちの苦労が思いやられる。
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