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アコンカグア C2からアタック [登山]

朝7時に頂上アタック出発。

風が少しでも吹けば非常に寒い。 服装は上がオーロン長袖下着+登山用シャツ
+フリース+ゴアウインドストッパージャケット+ゴア登山アウターに下がオーロンパンツ+断熱
素材ズボン下+マウンテンパンツ+ゴアアウター。 トリプル構造のゴアの手袋。
紫外線が強いのでゴーグルは必携。

相棒は熟睡していたようだったが、私は昨夜は空気が薄くて息苦しく、寝られなかったせいか
SPO2が起床時に70そこそこだった。 出発しても足取りが重く、ともすれば呼吸があえいでしまう。
流石に高度が6000mを超えると呼吸と運動量とのバランス取りが難しい。 

途中の雪のクラストまではアイゼンなし。途中でアイゼンをつけるが、心なしか動作が鈍くなって
いるのを感じる。 標高500m上のインンディペンンデンシア小屋跡まで2時間半掛かりたどり着く。 

・・・しかし・・・・この手前でガイドのセルヒオから衝撃的な言葉が!
 

曰く、
Kの顔に「高山病の症状が出てきている。ガイドとしてこれ以上高度のある所には行かせられない。
今日はC2に戻る。」という。

「え”っ!」 

なんてこった・・・しかし、セルヒオはテコでも動きそうに無い表情だ。 
3分ほど二人で協議し、大人しくC2へ下山することとした。


K君高山病? 自覚症状はなく、この日は絶好調だったそうだ。 
確かに顔は膨らんでいるが・・・・


この日の最高到達点6400m付近からの眺め。 かなりな高度感。
中央がポーランドルートのC2。 右下方向がバリュエーションルートとなるポーランド氷河。

二人ともうなだれてC2に戻る。 戻ってから今後の予定について話す。 
K君は「明日一人で登ってきてくれ」という。 二人で共に行こうと思っていたので、
余り気乗りがしなかったのだが、彼は3次アタックを他日を期してかけるというので、私も
気を取り直し、明日6時出発、登頂後BCまで一気に下る事をセルヒオに話し、了承してもらった。

そうと決まれば先ずは明日の水造り。 雪渓に登って少しでもきれいな雪を掘り出すべく、ピッケル
で掘り進む。 

掘った雪をビニル袋に詰めて、テントに持ち帰ってコンロで溶かす。 
6リッター程の水を作ったら日が暮れた。

夜は乾燥雑煮を湯で溶いて食べ、早寝。 

昨夜寝られなかったのでバタンキューで就寝。


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