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デリーの世界遺産 クトゥブミナール訪問 [天竺編]

週末のお休み。 
インドには何回も来ているが、観光をしたことは殆ど無かった。
縁あって当地に住むことになったので、ここを先途と観光をすることに。


デリーには世界遺産登録を受けている建造物が三つ存在する。

そのいずれもが回教徒の築き上げた文化遺産だ。
ここ、デリー南西部にあるクトゥブミナールはインドで最初のイスラーム教のモスク。
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この地に都を築いた王が親から子、その孫と数代に渡って造ってきた建造物群。 
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圧巻なのはそのシンボルである大きなミナレット(バルコニー付きの尖塔)。 

イスラームのこの地での勝利を祝って建てられた石造建築。 
今でも石造りの建物ではインド国内最高の高さを誇る。うむ・・・なかなかのもの。
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そしてイスラームの彫刻の美しさ! 
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遠くからはその高さに圧倒され、近くに寄れば目に見える精緻な造り。 


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いい仕事してます! 最初ガイドブックで写真を見たときに感じた印象よりはるかに
素晴らしい。 さすがに世界遺産登録異議なしで進められただけある・・・・
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こちらはクトゥブ王の子孫が、自分も既存のものより更に大きなミナールを造ろうと挑んだが、
道半ばにして倒れてしまい、第一段目しかできなかったという塔の基部。 
人間くさい話で面白い。 尚、クトゥブミナールにも過去航空機がぶつかって、先端の25mほどが
ぼっきり折れてしまったとのこと。確かにこの上空はインディラガンジー国際空港への飛行機
進入路にあたり、飛行機がひっきりなしに低空を飛んで来ていた。
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25mほどの半径で大きなもの。 上ろうとしたら、警備員に怒られた。 よく見たら
登るな、と書いてあった。 失敗しちゃった・・・ よく見るよろし。
 

日本で「いい国創ろう鎌倉幕府」の時代に、こんなとてつもないものを築き上げたインド恐るべし。
問題は17世紀以降の低迷だが、400年の雌伏を経て、21世紀にはきっとまた世界に
大きくはばたくに違いない。 眠れる巨象を起こして働かせるのが自分のここでの役目。
こんなやりがいのある仕事いただいて、ありがたい限りです。

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