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Delhi Auto Mall 2009 デリー自動車ショウ [自動車]

先日フォトショウにうかがった際、横の建物で自動車ショウが行われていた事は見逃さなかった。

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今やアジアでも大きな自動車生産国となったインドの首都で行われる
最大の自動車イベントとあっては、ぶうぶう好きの名にかけても行かずばなるまい。

しかも、話題のデトロイト全米自動車ショウと同じ日程で、地勢学的にも地球の反対側で
行われるという、まさに「裏自動車ショウ」。 なかなか見れないですぞ。

という訳で日曜日に突入!
ほう! 体育館みたいな会場。

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入場無料のこのイベント、朝から人で混雑中!


裏口から入ってすぐに韓国で7年間毎日運転していてよーく知っているメーカー、現代自動車のブース。
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小型車ラインを展示。 他のブースもそうだが派手さはなく、絨毯の上に車を並べて後ろに壁を建て、
受付の机を置いたただけ。 聞けば搬入と展示デコレーション併せて一日しか準備日程が
無いそうだ。 さすがセコイぞ北インド。 お金に厳しい。
 
しかし、HYUNDAI自動車、デリーでは本当によく売れているし見かける。
インド国産の車を運転したのは15年前のアンバサダーを学校の駐車場で少し乗っただけ
だからよく分からないが国産車より性能が良いと認識されているそうだ。
 
価格は日本車の同グレードよりも少し安いというのが消費者の心をくすぐる微妙な値付け。 
日本勢と比べてしまえば、とってもできがよくないので、値段が日本車と同じなら敵わないものね。
今はウォン安の恩恵をフルに受けて・・・いや、組み立て材料に韓国外からの輸入部品が多いので、
少しだけ受けているでしょう。 
しかし、15年前には殆ど存在感の無かったメーカーがここまでのしてきているのは立派。


純インド国産車の雄、TATA !
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さすがに人だかりが多い。 ・・・・・多すぎて車が見えないぞ・・・・・
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どうじゃ! この押し出しのよさはランクルかパジェロか。
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その名も「相撲(SUMO)!」
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なんと雄雄しく、立派な名前なんだ! これで朝青龍も安泰だ! なわけないか。



でも、一番格好いいのは嬉々として運転席に乗り込んでいるインド人だったりして。
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この人はシーク教徒。ターバンの下には皆こんな感じの帽子をかぶっています。


ちなみにこれがまだターバンかぶり初めの元服儀式をしていない子供。 
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可愛い。


こちらは町の遊撃手、いや、当地に野球はないのでクリケットのウィケットキーパー? 売れ筋の「Indica」
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見た目だけでなく、価格だって安いぞ!
人々がたかっていたこの赤いマーチほどの小型車で60万円=インドルピー30万INR


尚、これがデリーでのタタ自動車の販売価格表です。
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ここの会社で気になるのは超低価格車のナノの発売動向。

3月から「ナノ」1ラックルピー(20万円)自動車の予約受付を開始するとのこと。
本当にできるの? と聞いたら、もう造っているんだからもちろん大丈夫!(本当か?) と言われた。
ベーシックグレードの何もついてない車が20万円になるの? 
と聞いたらまだ委細不明との事。 試しに予約して買ってみようかしら。


次はマヒンドラルノー!
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ローガン。 安い5000ユーロモデルなので、日本には紹介されないが、
全長4250mm、全幅1735mm、全高1525mmの3ボックスセダン。
1.4リットルの直4ガソリンエンジン搭載。 
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ルノーにしてはおとなしいデザインのせいか目立たず、あまり町では見かけないなぁ。


あれだけいいもの造っているのに赤字とは少し可哀想なトヨタ自動車は
ランクル、カムリ、カローラなどを出品。
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車としては目新しくはなく、買いたいとは決して思わせないが、さすがトヨタ!

受け付けの女性は一番整っていたぞ(って、日本人的な感覚ではっていうことでしょう・・・
インド人的にはもっとふくよかな女の人が好まれるらしい)。
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一番人気があったのはバイエルン発動機会社 BMWのX8。
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初めて見ました。 大きいなぁ。



本田技研、世界のHONDAも負けてはいません。
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タイ生産のCR-V、 City=日本のCIVIC、アコードなど展示。


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これは私もまったく同じ同じ白い新車を運転手つきで職場からあてがわれています。 
贅沢ですが、当地では足がないから仕方が無い。
日本人の運転は禁止されていますし・・・・  こうしてみると格好いいよなぁ、ホンダ。 


日産もティーナをぽつんと出展していた。 元気ないなぁ・・・インドでは売れていない。
マーチなどの小型車出せばいいのに。 日産はもうここでも高級イメージ無いし。



気になったのは日本では見かけない、SKODA。
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きれいに並べていました。


見た目も清潔なスタイルで格好いいし、ドアを閉めたときのしまり方がきっちりと閉まって高感度大。
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「ローラァー!」 西城秀樹を思い出しますねっ!・・・っていつの話だ?



欧州スタイル、結構いけてます。
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タイヤだって、ブリジストン。 高級品を履いている。
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でもこれとスズキマルチのおざなりなディーラー出品で出展社巡りはおしまい。
さすが、デトロイト全米自動車ショウの裏展示会!


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あとはオートバイコーナーも申し訳程度に展示されている。 
露出度は少ないものの、マスコットガールがカメラおじさんの人気を集め、
「小粒でもマサラでピリリと辛い」コーナーになっていた。
YAMAHAや本田、国産のRoyal Enfieldが併せ寄り添って全部で5台の展示。 

バイクはここでは道が悪いので、大排気量でかっとんだら、穴ぼこにはまったり、
急ブレーキで砂や土や、ほかほかの牛糞の上で滑ってしまって命がいくつあっても足りないからなぁ。
走行性能や加速性能よりもクラクションや明るいライトの性能のほうがここでは重要だ。

そういう意味ではインドにFun To Driveのバイク文化が根付くのはまだ20年先かしら。


全体を通してこれは・・・・何となく、40年前に銀座からトロリーバスに乗って父に連れられて行った
晴海の自動車ショウの白黒の思い出がよみがえる素朴な展示会だった・・・と、いうことは
これから印度も20年で伸びるぞう! よし、20年ここに居て見届ける・・・か?

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コメント 6

I牧師

まさに「晴海の自動車ショウ」のノリですね(って行ったことは無いんですが)。
小林旭の自動車ショー歌が思い出されます。
ベンツにグロリア寝転んで~ ベレットするなよヒルマンから~♪

それにしても、タタ「スモーグランデ」・・・いい!欲しい!

by I牧師 (2009-01-15 05:00) 

izumi

SUMO GRANDE いい名前です!
三世代前のランクルをベンチマークしているのではないかと思われます。

当分PANDAで我慢してください・・・それとも・・・DSにする?
by izumi (2009-01-15 21:23) 

中環村

それとも、I牧師もインド赴任します??
by 中環村 (2009-01-16 13:13) 

izumi

そうなりゃ、全部の夢がかないますね。 奥様の(悪)夢も?
by izumi (2009-01-16 14:57) 

なしごれん

SUKODAはシンガポールでもタクシーに採用され、乗り心地も良いですよ。あんばさだー、購入頑張ってください。
by なしごれん (2009-01-16 17:04) 

I牧師

ナハッ、印度がバングラでも参りますよ、お呼びとあれば・・・。
星州で一緒に働いていたインド人が何人かいましたが、意外と(?)義理堅くてみな良いヤツらでした。
by I牧師 (2009-01-20 06:38) 

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