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デリーの職場の大捕り物 [天竺編]

課長不潔、じゃなかった花鳥風月を愛する者にとってインドでの生活は
中々に風流なものである。

払暁に孔雀の「ほにゃー、ほぎゃー」と鳴く声で目覚め、それでなければ
アザーン(اذان adhān=イスラム教の礼拝に来たれとの呼び掛け)の
拡声器から流れる声で目覚める。

出勤してからの職場においてもしかり。

まじめな在印日本人駐在員は9時半の出勤時間に対して
いつも朝8時過ぎには出勤している。 

誰もいない静かな職場で今年の一番茶であるニルギリの
スプリングフラッシュを淹れてじっくり味わいながらメールなど
の仕事のやり取りを始める。


DSC04444.JPG
ちょっと今日は葉を多く入れてしまって濃すぎたな・・・


しかし、今日はいつもは閉められてブラインドが降りている窓が開けられ、
警備員と事務員たちがモップを手に持って騒いでいる。

DSC044391.JPG
何があったのか?


なんだ?


モップの先を見ると、おぉ!
DSC044411.JPG
可愛いのが一羽。 種類は何だろう?


そういえば先週の中ほどから職場を鳥がばたばたと舞っていた。
それが休みをはさんでまだ部屋の中に居たのか。

韓国では小鳥が飛び交う喫茶店によく行ったものだ。
そんなことを思い出しながらお茶をすする。


優しいインド人は何とかして飢える前に小鳥を逃がそうと一生懸命。

DSC044421.JPG
30分ほども職場を駆け回り、飛び回り、お互いに疲れきったあたりで
停電があり、明るい窓に向かった小鳥がやっと外に飛んでいってくれた。



これが本当の大捕り(トリ)物ってやつか。

風流だなぁインド生活。


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なしごれん

さすが悠久の大国。当地では、オフィスにヤモリが走り回っていますよ!
by なしごれん (2009-03-19 00:38) 

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