子供服に生きるヒンドゥー 天竺修行スタバ篇 [天竺編]
週末に街を歩く。
職場の日本人+コニカミノルタの駐在員を呼んで
すき焼きを開催するのでその前菜用のジャガイモ&玉ねぎを買う。
相変わらずサイズが不揃いで貧弱だがこればかりは仕方が無い。
街を歩けば子供服がたくさん屋台で売られている。
可愛いアップリケのキャラクターを見れば・・・
!
なんともキッチュなガネーシャにマヌマーン。
ハヌマーンは孫悟空の原型とも呼ばれるお猿さんの神様。
実際こんな柄の服をインドの子供は着るのか?
といえば、結構子供たちは着ているのだ!
皆ヒンドゥーの神様好きなんだなぁ。
だからスポ根よりも、神様の化身があらわれて突然何でもできる不思議な能力を
授かって成功を収めるという物語の方がインド人受けする。
そう、額に汗して努力して能力を手に入れる「巨人の星」よりも僥倖によって
能力を手に入れる「秘密のアッコちゃん」や「ドラえもん」、
先祖代々のジャーティー(カースト職業)の「忍者ハットリ君」の方が
インド人受けするのだ。
講談社が巨人の星のインドクリケット版を制作しているとのこと。
単に野球をクリケットに置き換えて、登場人物にヒンドゥーの神様を暗示させる
名前を散りばめれば昭和30年代、昭和40年代の高度成長期の日本と同じで、
汗くさいヒーローがインドにウケると思っているのかもしれないが、
そこらへんの背景をよく分かっていないなぁ。
もっとも、秘密のアッコちゃんは集英社の「りぼん」だし、ドラえもんは九段の小学館、
ハットリ君は音羽とはいえ、光文社だからな。
ヤング版秘密のアッコちゃん、というリメイク版は見事に講談社は外したし、
彼らの取り組みは明日のジョー、巨人の星、と違う路線なので今一つインド的には
親和性に欠けると思う。
ともあれ、Tシャツを思わず買おうかと思ったが、着せる相手が居ないので踏みとどまる。
大人版があれば妻に買っていきたかった。 着るかな? いや、着せるのだ! うふふ。
近くに祀られたガネーシャ像に黙礼し、今日一日の平穏と知恵を
授かるよう祈ってから近くのスタバでコーヒーを頼む。
カウンターでいわゆる本日のコーヒー”Coffee of the Day"を注文するが通じない。
"Brewed Coffee"と言えば何とか意志疎通が図れるのだが、この発音が
若干不得手なの。 「ブルード」ではなく、どちらかというと「ブリュード」と
言わないと通じない。
で、インドのスタバは単なるコーヒーを頼む人は非常に少ない
(思えばソウルでもそうだったが)ので、頼むと
「お前本当にこれだけを飲むのか?」
という顔をされがちである。
ともあれ頼んで席に座る。
遠くから店員が吾を見守る様はまるで自分が動物園の見世物になった気分。
日本から買ってきた文庫本、トムクランシー「ライアンの代償」を読み始めて
1分後、「ホギャ!」という叫びと共に隣の妙齢の女性たちのクリームたっぷりの
飲み物が足元に飛んできた。
どうもおしゃべりに夢中で腕か何かがあたってこぼれてしまった様子。
さすがにSorryと言ったが、ティッシュペーパーを押し付けるようにして
そのまま立ち去って行った。
インド人としてはティッシュをくれるだけ上出来だ。
日本人だったら拭いてくれるだろうな。
かくして天竺では週末の朝、スタバで一杯コーヒーを飲むのも落ち着けず、
軽い精神修養となりうる。 それにつれてこちらの人間も練れてくるかというと
なかなかそれが・・・
インドでは人間が練れても、却って日本人相手だと
「日本人ならそのくらいできて当たり前だろう、インド人の何倍給料もらっているんだ!」
と思ってしまうのがいけないよなぁ。
職場の日本人+コニカミノルタの駐在員を呼んで
すき焼きを開催するのでその前菜用のジャガイモ&玉ねぎを買う。
相変わらずサイズが不揃いで貧弱だがこればかりは仕方が無い。
街を歩けば子供服がたくさん屋台で売られている。
可愛いアップリケのキャラクターを見れば・・・
!
なんともキッチュなガネーシャにマヌマーン。
ハヌマーンは孫悟空の原型とも呼ばれるお猿さんの神様。
実際こんな柄の服をインドの子供は着るのか?
といえば、結構子供たちは着ているのだ!
皆ヒンドゥーの神様好きなんだなぁ。
だからスポ根よりも、神様の化身があらわれて突然何でもできる不思議な能力を
授かって成功を収めるという物語の方がインド人受けする。
そう、額に汗して努力して能力を手に入れる「巨人の星」よりも僥倖によって
能力を手に入れる「秘密のアッコちゃん」や「ドラえもん」、
先祖代々のジャーティー(カースト職業)の「忍者ハットリ君」の方が
インド人受けするのだ。
講談社が巨人の星のインドクリケット版を制作しているとのこと。
単に野球をクリケットに置き換えて、登場人物にヒンドゥーの神様を暗示させる
名前を散りばめれば昭和30年代、昭和40年代の高度成長期の日本と同じで、
汗くさいヒーローがインドにウケると思っているのかもしれないが、
そこらへんの背景をよく分かっていないなぁ。
もっとも、秘密のアッコちゃんは集英社の「りぼん」だし、ドラえもんは九段の小学館、
ハットリ君は音羽とはいえ、光文社だからな。
ヤング版秘密のアッコちゃん、というリメイク版は見事に講談社は外したし、
彼らの取り組みは明日のジョー、巨人の星、と違う路線なので今一つインド的には
親和性に欠けると思う。
ともあれ、Tシャツを思わず買おうかと思ったが、着せる相手が居ないので踏みとどまる。
大人版があれば妻に買っていきたかった。 着るかな? いや、着せるのだ! うふふ。
近くに祀られたガネーシャ像に黙礼し、今日一日の平穏と知恵を
授かるよう祈ってから近くのスタバでコーヒーを頼む。
カウンターでいわゆる本日のコーヒー”Coffee of the Day"を注文するが通じない。
"Brewed Coffee"と言えば何とか意志疎通が図れるのだが、この発音が
若干不得手なの。 「ブルード」ではなく、どちらかというと「ブリュード」と
言わないと通じない。
で、インドのスタバは単なるコーヒーを頼む人は非常に少ない
(思えばソウルでもそうだったが)ので、頼むと
「お前本当にこれだけを飲むのか?」
という顔をされがちである。
ともあれ頼んで席に座る。
遠くから店員が吾を見守る様はまるで自分が動物園の見世物になった気分。
日本から買ってきた文庫本、トムクランシー「ライアンの代償」を読み始めて
1分後、「ホギャ!」という叫びと共に隣の妙齢の女性たちのクリームたっぷりの
飲み物が足元に飛んできた。
どうもおしゃべりに夢中で腕か何かがあたってこぼれてしまった様子。
さすがにSorryと言ったが、ティッシュペーパーを押し付けるようにして
そのまま立ち去って行った。
インド人としてはティッシュをくれるだけ上出来だ。
日本人だったら拭いてくれるだろうな。
かくして天竺では週末の朝、スタバで一杯コーヒーを飲むのも落ち着けず、
軽い精神修養となりうる。 それにつれてこちらの人間も練れてくるかというと
なかなかそれが・・・
インドでは人間が練れても、却って日本人相手だと
「日本人ならそのくらいできて当たり前だろう、インド人の何倍給料もらっているんだ!」
と思ってしまうのがいけないよなぁ。
ヒンドゥーの神様Tシャツいいですね~。大人用があったら私も欲しい(^^
さて、業務連絡ですみません。メールお送りしましたが、その件、宜しくお願い致しますm(__)m
by SACHIO (2013-03-21 08:55)